【カングー長期リポート③】高速と市街地の実用燃費をテストした! (1/3ページ)

これだけの背高ボディでも長距離移動は快適そのもの

 WEB CARTOPのスタッフカーとして導入し、取材の足として日々活躍中のカングー。カングーのよさは、まず実用性の高さにある。とにかく荷物が載る、そして観音開きドアは出し入れしやすい。さらにリヤシートの広さ、前回お届けした収納を中心にした室内装備の充実など、非常に便利だということが確認できた。

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 それともうひとつ、長距離移動のラクさ、快適性が素晴らしい。最初は1.2リッターの小排気量ターボで、これだけの背高ボディゆえに、長距離移動は「疲れる」と想定していた。ところが少なくとも日本の移動速度領域においてはまったく不満がないどころか余力タップリ。料金所の加速から追い越し時の中間加速まで、大げさでなくトルク不足を感じるシーンは皆無。

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 さらに背高でもグラッとするような挙動がなく、シッカリと踏ん張る足で、首都高のような段差だらけのコーナーでもまったく不安がないのだ。

 この、小さなギャップや段差による突き上げはソフトに吸収し、高速のレーンチェンジやコーナーなどの大きな入力には上屋の動きを押さえつつ、タイヤをしっかりと接地させる足まわりは、走るシーンを選ばずドライバーを疲れさせない。もちろんそれは同乗者に対しても同様だ。

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そして長距離移動が多くなると気になるのが燃費だ。今回は高速と一般道の実燃費を測定してみたのでお届けしたい。

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その前に、じつはカングー ゼン EDCには「ECOモード」が標準装備となる。ボタンで切り替えができ、オンにすると加速時のエンジントルク・出力、エアコンを最適化して燃料消費を抑えるモードになるのだ。そこで、オンオフでどう変わるのかについてもテストした。

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石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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愛車
トヨタ・エスティマ(MCR30)
趣味
読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
好きな有名人
リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳

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