【カングー長期リポート③】高速と市街地の実用燃費をテストした! (2/3ページ)

- 名前:
- 石田貴臣
- 肩書き:
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- 現在の愛車:
- トヨタ・エスティマ(MCR30)
- 趣味:
- 読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
- 好きな有名人:
- リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳
まずは高速だ。車載燃費計をリセットし、エコランなどは一切せずに普通に流れに乗って約30kmを走行する。最初はECOモードオン。シフトインジケーターに「E」の文字が表示される。走りに関しては何の不満もない。当日は気温5度、エアコンは25度のオートにセットし、オーディオも使用した状態。
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冬場ということもあって、エアコンで不快ということはなく、また追い越し時や合流加速、料金所加速も何ら不足を感じない。ECOモードが本当に効いているのか? と感じるほどだ。その結果の平均燃費は15.1km/L。予想以上の好結果だ。
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続いてECOモードをオフにして、同様に走行する。正直、ドライブフィールはほぼ変わらない。エアコンの快適性も変化は感じられなかった。フィーリングが「ほぼ」と言ったのは、スタートしてのゼロ発進がややパワフルに感じたからだ。ただし流れに乗る走り方なので、アクセルもさほど踏み込んでいないから、モード切り替えによるトルク・出力の差目一杯を使っていないともいえる。燃費は14.8km/L。
少なくとも普通に走っている限り、ECOモードオンでもまったく不足を感じないので、燃費差を考えれば、「高速では常にオン」で問題ないだろう。
そしてカングーのタコメーターを見ると、1500から2250rpmの間にECOの表示がある。この間の回転で走ればエコドライブができている、ということなのだが、その領域でも普通に流れに乗って走ることは十分に可能だ。ちなみに100km/h時の回転数は6速で2100rpmだった。
それにしても正面から見るとわかるが、カングーはスクエアで前面投影面積が大きい。この空気抵抗の大きいボディ形状で、高速走行をしてこれだけの燃費は見事と言わざるを得ない。