スタリオンの後継とデビューしたスポーツモデル
三菱GTOは、グループAレースのインターテックなどでも活躍したスタリオンの後継車として、1990年にデビュー。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/538937f3ac90fccd7fa71c977d42eb18-680x426.jpg)
三菱には、1970年代にギャランGTOというクルマがあった。ライバルのセリカが80万円ぐらいだったのに、120万円と強気なプライスをつけたため、販売台数は……。そのGTOのネーミングが復活しての登場だった。
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ちなみに、GTOという名称は三菱のオリジナルではなく、世界的には、フェラーリ250GTO(1962年 オークションで65億円の値がついた)と、フェラーリの288GTOが有名。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/attachment_149110-680x453.jpg)
GTOは「Gran Turismo Omologato」の略で、レースのGTカークラスの公認(ホモロゲーション)取得車両という意味。フェラーリのGTOは、名前のとおり競技車両ベースだったが、三菱のGTOは、新旧ともにモータースポーツのイメージは薄い。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/6b87f1fa307d8a2b967867e4744de251-680x450.jpg)
しかし、じつはN1耐久選手権にも参戦しており、クラス1で、打倒スカイラインR32GT-Rを本気で目指していた時期がある(最高位は2位)。そんなGTOのメインターゲットは、アメリカ市場。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/009b6097d94252604aa767cc281dcdaa-680x465.jpg)
当時の三菱の主力セダンのひとつだったディアマンテがベース。最大トルク43.5kgf·m(280馬力)とかなり強力な3リッターV型6気筒のツインターボエンジン=6G72型を横置きにマウントしたFFベースの4WD車だった。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/c3bb88e95e637b1271a2bfaf8192173f-680x450.jpg)
スタイリングは、当時のランバル車の中でも一際広い全幅1840mmを誇り、全高が1285mmだったので、かなりロー&ワイド。プアマンズ・フェラーリと評する人もいたようだが、サイドダムのエアインテークがダミーだったり、かなりトホホな部分も。![WEB CARTOP](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2017/02/9b9e537a2700b45f5a7198e97a9a74d4-680x456.jpg)
一方で、可変リヤスポイラー及びアクティブエアロシステムや、スイッチで排気音を変えられるアクティブエグゾーストシステムなど、ちょっと変わった機能も付いていた(いずれも日本初)。
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