オールドナウ・カーフェスティバルが31年の歴史に幕! 世界の名車が筑波に集結した (1/2ページ)

31回の開催でその歴史に幕を下ろした

 1986年から毎年5月5日の子供の日に筑波サーキットで開催されていた「オールドナウ・カーフェスティバル」がフィナーレを迎えた。31回目の開催はトヨタ2000GTが20台、マツダ・コスモスポーツが21台のほか、ロータスやポルシェなど世界の名車が集結し、最後を飾った。

「家族みんながハッピーになれるクルマのフェスティバル」として第1回大会からメインスポンサーとなっているコカ・コーライーストジャパンとの契約が終了し、「オールドナウ・カーフェスティバル」というタイトルでの開催は今回で最後となる。

 未来のクルマファンが来場しやすいように、高校生以下は入場無料となっているため、関東周辺から多くの家族連れが訪れる。会場のステージでは宇宙戦隊キュウレンジャーのキャラクターショーが開催されるほか、縁日などが楽しめることも家族で訪れやすい理由のひとつだろう。

 メインコースの「レースプログラム」は。フェラーリカップやロードスター・パーティーレース、さらにJAF筑波サーキットトライアルなどが行われた。どのレースもスタンドの来場を楽しませていた。

 また「デモランプログラム」ではスーパーカーデモランを開催。トヨタ2000GTやマツダ・コスモスポーツ、フェラーリクラブジャパンなど、貴重な名車が、1度にここまで揃ってサーキットで走っている姿を見られることはそうそうない。

 70年代のスーパーカーファンに嬉しいのは、グループロータスジャパンによるタイム計測。ロータス・ヨーロッパがコースインし、サーキットを走る勇士は涙もの。

 さらに小学生以下の子供限定で「ポルシェの助手席に乗ってパレードランを体験」は毎回多くの応募がある。わずか数周だが憧れの新旧ポルシェに乗ってサーキットを同乗試乗できる体験はここだけではないだろうか。

 そしてお楽しみ企画として、会場でコカ・コーラ製品を購入した方を対象に、マイカーで筑波サーキットをパレードすることが出来る「サンクス コカ・コーラ サーキットパレードラン」でイベントは締めくくられた。今回はもっとも多い台数がコースイン。ストレートから後方が見えないほどの盛況ぶりだった。

 今回で「オールドナウ・カーフェスティバル」というイベント名では終わってしまうが、第1回大会から協力しているトヨタ2000GTオーナーズクラブジャパン会長の瀬谷さんは「別の形で来年以降も開催されることを強く思っています」とコメントしてくれた。


新着情報