【美人自動車評論家】吉田由美の「わたくし愛車買っちゃいました!」その24

超高額の名車がゾロゾロ登場する映画「スクランブル」が凄い!

 またまた凄いカーアクション映画が登場しました! その名は「スクランブル」。

吉田由美

 9月22日から全国ロードショーですが、それに先駆けて試写会に行ってきました。一番の見どころは登場するクルマたち。物語は、昨今、人気も価格も高騰しているクラシックカーを盗み出すお話。メインのターゲットカーには2014年、アメリカ・カリフォルニア州で開催された自動車オークションで史上最高価格、約39億円で落札された1962年型「フェラーリ250GTO」。

 さすがにこのクルマは当時のエンジンや多くの本物の部分を使ったレプリカですが、世界最高価格のクルマと言えるでしょう。ほかにも貴重なクラシックカーが多数!

 冒頭のシーンではF1グランプリでお馴染みのモナコの風景が映し出され、モナコで行われた自動車オークションで高額で落札された、世界でもっとも美しいクルマのひとつと呼ばれる「1937年型ブガッティ タイプ57SCアトランティーク」が会場からトレーラーで運ばれる途中に主人公の自動車窃盗プロの兄弟に盗まれるというところからスタート。

 そのブガッティもラルフ・ローレン博物館に所蔵されているオリジナルの修復のために使われた実際の型を借りてレプリカを2台製作。エンジンはローバー製を使用。しかし、それ以外に使用されたクラシックカーは、すべて南仏の個人のコレクターから借りた貴重な実物。

「アルファロメオ158」「BMW327」「ポルシェ356スピードスター」「ジャガーEタイプ シリーズ1 4.2L」「シボレー コルベットC1」「フォード マスタング」「シェルビー コブラ」「K120 ドロップヘッドクーペ」「オースティン・ヒーレー 100-6」「アストンマーティン V8ヴォランテ」など。

 敵役のガレージに収められていたフェラーリのうち12台は同じオーナーのもので、その方は全部で45台のフェラーリを所有しているとか。もちろん現代のクルマも多数登場。なかでも目に付くのがBMWのM3、6シリーズ、グランクーペなど。マセラティやレンジローバー、ポルシェ911……なども数え切れず。これを登場する車種を全部数えるには、あと3回ぐらい見ないと無理。そして登場するクルマの総額は……!?

 ちなみに日本車で確認できたのは唯一「NISSAN GT-R」。GT-Rは世界で認められているようです。
主役のアンドリュー役は、クリント・イーストウッドの息子で、「ワイルド・スピードICE BREAK」にも主演してたイケメン俳優スコット・イーストウッド。相手役のステファニー役アナ・デ・アルマスも美しい~。なんでも彼女は2015年度の「世界で最も美しい顔100人」の第9位に選ばれたとか。

 監督は「96時間」のピエール・漏れる、脚本は「ワイルド・スピードX2」のマイケル・ブラントとデレク・ハース。アクションとスタントは「TAXi」シリーズのスタッフ。舞台は美しい南仏で、最後まで目の離せないカーアクションと展開……。あー、面白かった!

 9月22日(金)より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー!

 (c) 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS -KINOLOGY- TF1 FILMS PRODUCTION -NEXUS
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