国産メーカーが旧車を守る! 今レストア&部品再生プロジェクトが熱い

ホンダ・ニッサン・マツダは積極的に参戦!

 昨年マツダが発表したNAロードスターレストアプロジェクトを皮切りに、今年に入って日産がR32型スカイラインGT-Rの補修部品の再供給を名言し、先日はホンダが軽自動車のビートの補修部品の再生産を発表するなど、自動車メーカー自体が自社のヘリテイジを大切にする機運が高まっている。そこで今回は、上記の3つの車種を含めた、国産メーカーが手掛けるレストア/再生産部品についてまとめてみた。

 まずは、ビートの部品の再生産を発表したホンダから。発表こそマツダ、日産に次いで3番目だったが、すでにホイールは6月30日から販売がスタートしており、シートベルト、ヒーターブロアモーター、ライセンスライト用レンズは8月23日からリリースされるなど、いち早く市場展開を果たしている。

レストアプロジェクト

 なお、ビートに関しては生誕20周年となった2011年にもホンダアクセスからスポーツサスペンションや専用オーディオシステムなどが新たに登場しており、今回の部品再生産の下地があったとも言えそうだ。

 また、ホンダでは1993年からNSXのリフレッシュプランを続けていることをご存知の方も多いことだろう。これはウェザーストリップなどのゴム類を交換する基本リフレッシュプランから、エンジン、ドライブトレインはもちろんのこと、外装や内装に至るまで事細かなプランが用意されている。記事執筆時点で12カ月待ち、費用的にも数百万円というプランもあるが、それでも新車に近い状態にリフレッシュできることはオーナーからすればありがたいサービスと言える。

 日産では、4月25日に発表された「ニスモ・カーズ事業部」(オーテックジャパン内)の新設に絡んで、すでに供給がストップした補修パーツをNISMOから販売する「ヘリテージ・パーツ・プログラム」についてリリースがなされた。まずはR32型スカイラインGT-Rの部品の再生産からスタートし、2017年秋には具体的に販売開始を予定しているとのこと。需要が大きければ他のモデルにも拡大していきたいというから期待が持てる。

 それが待ちきれない、という人にはニスモ大森ファクトリーで行っている「ファクトリーライン」というサービスをオススメしたい。R32~R34型スカイラインGT-Rを対象に、経年劣化対応キットや、エンジンリフレッシュ、シャシリフレッシュ、インテリアリフレッシュと多くのメニューが用意されており、純正+αの機能をプラスしたキットも用意されているのだ。

 最後にご紹介するのはマツダのNAロードスターレストアプロジェクトと部品の再生産について。意外と混同されがちだが、レストアプロジェクトと部品の再生産は別物で、レストアプロジェクトは2017年内に受付を開始し、2018年初頭から開始するもの。そして部品の再生産は2018年初頭からリリースが開始されるという2つの柱となっている。

 ちなみに現在再生産が決定しているのは、当時の純正装着タイヤのひとつであるブリヂストン SF-325とソフトトップ、そしてナルディ製のステアリングとシフトノブとなっている。このなかでも注目なのがタイヤで、新車当時の乗り味を再現するために、当時のテストドライバーを再招集するほどの力の入れようだ。これに関しては、マツダディーラーだけでなくタイヤショップでも販売されるとのことで、ロードスターオーナーだけでなく、ネオクラシック車を所有するユーザーからも熱い視線が注がれているようだ。

 こういったレストアや部品の再生産について、企業がやるからにはある程度の収益が見込めないといけないはず。それにもかかわらず、自社のヘリテイジを大切にする姿勢には頭が下がる思いである。

 【詳しくこちら】

ビート再生産パーツ:http://www.honda.co.jp/BEATparts/

NSXリフレッシュプランメニュー:http://www.honda.co.jp/auto-archive/nsx/2005/special/refresh-plan/menu/

 大森ファクトリー ファクトリーライン:http://www.nismo.co.jp/omori_factory/factory_line/index.html#__id_15

  


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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