トヨタ・プリウスが20周年記念車を期間限定で受注開始

そのほか安全装備充実の特別仕様車も設定

 トヨタは、プリウスの一部改良を実施し、また2つの特別仕様車を全国のトヨタ系列店にて販売開始した。今回の特別仕様車のS”Safety Plus”、S”Safety Plus・Two Tone”の2種類は、標準グレード「S」をベースに、安全装備を充実させたモデルとなっている。トヨタ・プリウス

 駐車場などでのアクセル踏み間違い時の衝突被害軽減に役立つインテリジェントクリアランスソナーにはじまり、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」(プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム)、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、LEDフロントフォグランプなどを特別に装備した。

 これらの安全装備搭載車は、経済産業省、国土交通省など政府が官民連携で推奨する安全運転サポート車「セーフティ・サポートカー(通称:サポカー)」のうち、高齢運転者に推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に区分される。(「ワイド」は、自動ブレーキ(対歩行者)、ペダルの踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、自動防眩型前照灯などの先進ライト搭載車を指す)

 また、バックカメラとステアリングスイッチがついたナビレディセットを装備した。ボディカラーは、S”Safety Plus”には、スティールブロンドメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、アティチュードブラックマイカの全4色。

 S”Safety Plus・Two Tone”には、ルーフはアティチュードブラックマイカが使用され、ボディカラーとのツートンが特徴的なカラーリングとなっている。ボディはスティールブロンドメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン、ダークブルーマイカメタリックの全3色が設定され、さらに、内外装にブラック加飾を散りばめた上質な仕上がりになっている。

 そして今回、プリウス誕生20周年を記念して、特別仕様車Aプレミアム”ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”を設定し、12月下旬までの期間限定受注で、11月15日より販売を開始する。これは、上級グレード「Aプレミアム」をベースにしており、215/45R17のタイヤとアルミホイールを新たに採用している。

 ボディカラーは、ルーフ色にアティチュードブラックマイカと、ボディ色ホワイトパールクリスタルシャインか、エモーショナルレッド(オプション)の組み合わせから選べるツートンカラーを特別設定した。エクステリアには、輝きの強いブラックスパッタリング塗装のアルミホイールなど、ブラックのアクセントを散りばめ、ボディカラーとのコントラストで全体が引き締まった印象に仕上げられている。

 インテリアは、シート表皮に革本来の柔らかさと風合いを引き出した、ホワイトプレミアムナッパ本革を採用した。

 また、ブラック加飾を随所に施し、フロントコンソールトレイには、ピアノブラック加飾に小さな傷を自己修復し、艶と輝きを長持ちさせる自己治癒クリヤーをコーティングしている。また、大型11.6インチのT-Connect SD ナビゲーションシステム、オリジナルデザインの専用スマートキー、プレミアムナッパ本革仕様の専用車検証入れを設定し、プレミアム感を細部にわたり演出している。

 加えて、一部改良したピアノブラック加飾コンソールトレイやT-Connect DCMパッケージの採用などを取り入れているが、価格は据え置きとしている。

 また、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)も、ベース車同様の改良がされているが、価格は据え置きである。特徴的なボディカラーリングと、特別装備の数々で、ハイブリット車の価値をさらに引き上げている。

 価格は、プリウス特別仕様車S”Safety Plus”が260万7120円(280万1520円)、プリウス特別仕様車S”Safety Plus・Two Tone”が、273万3480円(292万7880円)、プリウス特別仕様車Aプレミアム”ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”が385万円(404万4400円)となっている。
※カッコ内は4WD


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