エンジンや安全装備を刷新! 中身は劇的に変化したスバル新型フォレスターのメカニズムをチェック (4/4ページ)

先進の運転支援機能が絶大な安心感をもたらす

 衝突安全性の向上と軽量化の両立も一段と進化。世界の自動車アセスメントの総合評価で最高ランクを獲得できる性能を達成するなど、ハイレベルな総合安全性能を確保した。車体構造ではSGPによる効率のいいフレーム通しの基本骨格を持ち、高張力鋼板の使用も拡大。1500MPa(メガパスカル)級という高強度のホットスタンプ材は、従来の0%から4%へと拡大し足もとフロアの床下フレームに採用され、衝突時のキャビン変形を防止している。440MPa以上の鋼板の採用部位も従来の48%から53%に拡大。前面衝突時の衝撃吸収性を確保するため、プロペラシャフトは衝突対応型となり、105mmの収縮ストロークを設けてある。

 アイサイトは、ソフトウェアの改良で機能を追加して利便性の向上を図った。ツーリングアシストがフォレスターで初搭載となり、0〜約120km/hで動作する車線中央維持制御と渋滞時に先行車追従ステアリングが作動。さらに注目すべきなのが、アドバンスグレードに搭載されたドライバーモニターリングシステムだ。

 これはインパネセンターバイザー上に内蔵した赤外線カメラでドライバーの顔認識を行い、あらかじめ設定しておいたシートポジションやミラー角度、エアコン設定を自動的に調整し、メーターのディスプレイやドライバーごとの平均燃費も表示するおもてなし機能だ。アイサイトとの連携では、ドライバーが走行中に一定時間以上目を閉じていたり、顔の向きが前方から大きく外れていたりするなど、眠気や不注意があると判断すると警報音や警告表示で注意喚起を行う。

 また、アクセル踏み間違いブレーキを搭載するほか、ソナーを用いた後退時自動ブレーキシステム、自車の後側方から接近する車両を検知して注意を促す後側方警戒支援システムも装備されている。


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