歴代で一番スポーティ! 15代目となった新型トヨタクラウンの内外装を徹底チェック (4/4ページ)

「ゴルフバッグ4個」を楽々積載できる大容量のトランクルーム

 新型クラウンはこのサイズのセダンに要求される十分なトランク容量を確保する。前後重量配分の最適化のため、バッテリーを車体後部に配置。そのためトランクフロアが従来型に比べてやや高くなったが、クーペフォルムのボディのため、後部がややハイデッキになり、トランクルーム上方を広くできた。また、バンパー開口部の位置も高くなっているので、荷物の積み降ろしはしやすい。

 グレードや装備内容によって容積は異なるものの、ゴルフバッグを横向きに4個積載できる容量を確保している。また、イージークローザーも全車に装備する。

 左側に段差はあるが、ほぼフラットなトランクルーム。容量は431L確保するが、リヤエアコンを装備するグレードでは容量が小さくなる。トランクスルー機構は装備されないが、大型セダンらしい奥行きのあるトランクだ。

 トランクオープナーは電磁式。運転席ドアのアームレストにボタンを配置している。また、イージークローザー機構(トランクリッドが半ドア状態の際、自動的に引き込む装置)は全車に標準装備される。

 トランクボードの下にラゲッジボックスを装備。オプションの100V電源を装備するとトレーの形状が変わり小物入れとなる。スペアタイヤは3.5L車にのみオプションで用意される(パンク修理キットを全車に標準装備)。

 グローブボックスは薄型形状なので、それほど大きなものは収納できない。車検証入れ程度の収納力だ。LED照明は全車に装備される。内側にカーペット調のシートが配されており、ダンパー付きで開閉動作もソフトでスムーズだ。

 コンソールボックスはリッドが左右どちらにも開けることができるタイプ。アームレストを兼ねるリッドの表面は内装の配色や仕様に合わせてレザー/カーボン調/ファブリックとなる。内部には仕切り付きのトレーがあり、いろいろなパターンで小物を収納できる。

 トランクリッドは前方に大きく開くので、荷物の積み降ろしの際に邪魔になりにくい。開口部は従来型より四角くなり、上縁部、バンパー側ともに位置が高くなったので、積載作業がしやくなった。トランクの奥側も見通しがよい。

 ドア開口部の乗り込み部の高さは、前席、後席ともに、このクラスのセダンとしては平均的な数値。ドアオープン時の角度がちょうどよく、乗り込む際フロアに足をスムースに着けるなど、乗り降りはしやすい。


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