エンジン好きの私が日産リーフにべた惚れした理由とは (1/2ページ)

静粛性だけでなく楽しさもモータードライブは奥深い

 私がクルマを好きな理由のひとつは、タイヤのゴムとガソリンスタンドの匂いだったりする。その「好き」が半分になってしまう電気自動車(EV)って、楽しいの? と疑心暗鬼だった私が、EVの代名詞にあたる日産リーフで初のEVライフを体験してみました!

 今の流行りを押さえつつ、未来の一場面にも溶け込むシュッとしたクールなデザインの外観がまず印象的。人気色のツートーンのカラーリングもとてもステキです。

 最近発売されたNISMOモデルでは、アクセントに赤を効かせたお洒落なスタイリングが思わず自慢したくなっちゃうはず。さらにNISMOがモータースポーツで培った走りへのこだわりも注がれています。「見た目だけじゃイヤ」という走り好きにも注目されているのです。

 さて、いざ電気の走りを体験! 搭載されているモーターは何度も確認してしまうぐらい本当に静かで、音を気にせずドライブを楽しめる快適な車内にしてくれます。アクセルを踏み込むと、アイススケートのようにスッと前に出るスムースな発進。高速道路などで加速するとき、クルマは頑張ってくれているのに加速が続かず、思わず「がんばれ!」と声をかけたくなる瞬間はありませんか? その点、リーフのモーターはどんどんスピードに乗せてくれて、気持ちよさが絶えない加速! 「もっと運転したい!」という気持ちも加速させてくれます。

 リーフはアクセルペダルだけで加減速・停止までコントロールできるeペダルも魅力。「アクセルを踏み込んで進み、戻して減速」と一見単純そうな制御ですが、初めての人はその反応の直球さにとまどうこともあるかもしれません。

 だけど、慣れると理想のスピードで走れるので、どんな状況でもすぐに対応できる安心の運転ができます。私のお気に入りであるeペダルは運転する楽しさは健在で、ど直球に反応してくれるリーフは意のままに動いてくれるロボットのような感覚でした。もしかしてモビルスーツって、こんな感覚なのかもしれない!?

 電気自動車は環境に優しくても、クルマ好きにはモノ足りないんじゃないか……という印象を持っていた私。リーフはそんな時代遅れな(!?)考えを、未来へと一歩連れていってくれました。

 そんなリーフをたとえるなら、クラスにひとりはいる「遊んでいるのに勉強もできちゃう優等生」のイメージ。クルマの遊び心は決して忘れず、新しい楽しみ方ができるリーフは、『乗らずEV嫌い』なクルマ好きの方にぜひ一度テイスティングしてほしい1台です。


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