高級ホテルよりも豪華! 女性もうっとりする衝撃インテリアを持つクルマ4選 (2/2ページ)

豪華さだけが魅力じゃない! 自然素材を使った室内も

3)ランドローバー・レンジローバー

インテリア

 さてお次は、砂漠のロールスロイスなんて異名まであるオフロードの高級車、レンジローバー。1970年からずっとSUVひと筋、それも世界に類を見ないラグジュアリーSUVというジャンルを牽引し続けてきたのがレンジローバーです。その最新モデルは、先進のテクノロジーを惜しみなく搭載して、オンロードはもちろん、道なき道を走り抜く高い走破性を携えています。

 なのに、それなのにですよ。想像してみてください、空と大地の他はなんにもない砂漠の真ん中に、ドアを開けたら高級ホテルの1室が出迎えてくれる驚きを。レンジローバーのインテリアは、まさにそんなイメージ。

 すべすべの肌触りで身体を包むようなシートは、電動調整できるのはもちろん、ヒーター&クーラーにマッサージまで付いちゃう。マッサージは最新のホットストーンマッサージで、25種類ものマッサージプログラムで疲れた身体も一気にリフレッシュできるのです。

 しかも、日差しが暑いなぁと思ったら、サッと手を動かすだけでブラインドが閉まる「オートサンブラインド」もすごい! 乗員が降りてドアロックされたあとも自動的にブラインドが閉まるので、クルマを離れている間の温度上昇を防げるし、防犯対策にもマル。すごく気が利いてますよね。

インテリア

  

4)BMW・i3

インテリア

 さぁ最後にご紹介したいのは、見た目に豪華なインテリアではなく、その中身のすごさに注目してほしい、BMW・i3です。観音開きのドアにも驚きつつ室内に入ると、まず目を惹くのはやけに見晴らしがよくスッキリとした前方視界でしょう。なんとi3にはセンターパネルがないのです。リビングに設えられた飾り棚のように、なんともクルマっぽくないインテリアが未来的な雰囲気です。

インテリア

 さらに、このインテリアには素材に大きな秘密があって、毒性を持つプラスチックは一切不使用。ダッシュボードの一部にはケナフ、インテリアトリムなどにユーカリ、レザーにはオリーブと、植物由来の素材がふんだんに使われていて、まるで「走る健康サラダ」って感じ。シート素材にも、ペットボトルをリサイクルしたものが使われているとのことで、この空間にいると心も身体もどんどん浄化されていくような感覚です。そもそもこのi3を造る工場からして、4つの風力発電による電力を100%使って生産しているというのも、すごいですよね。i3のインテリアは自然が好きな人はもちろん、子どもの情操教育にもいい影響を与えてくれそうです。

インテリア

 というわけで、女性なら絶対にウットリすること間違いなしのゴージャス派から、まるでサラダのような自然派まで、驚きのインテリアを持つクルマ、いかがでしたでしょうか。ゴージャス派の方は、今はまだ一軒家が買えるくらい高価なクルマばかりですが、こういうところからだんだんと、いろんな機能や技術が庶民派のクルマにも降りてくるものですからね。それまでは写真を眺めて目の保養をしつつ、その日を楽しみに待っていたいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

新着情報