安価な実用車でも問題なし! 愛犬大満足の200万円以下の国産ドッグフレンドリーカー5選 (2/2ページ)

ホンダ車以外にもドッグフレンドリーカーは存在

4)スズキ・ソリオ

 もちろん、200万円以下のドッグフレンドリーカーはホンダ車だけではない。そのプチバン的なデザイン、走り、乗り心地の良さとともにドッグフレンドリーなパッケージを備えているのがスズキ・ソリオ。両側スライドドアを持つコンパクトカーだが、室内空間はほぼ2列シートのボックス型ミニバンに匹敵。

 スライドドア部分のステップ地上高は約35.5cmとごく低く段差なく、犬の乗降性は抜群。後席フロア面積は最大幅約125cm、奥行き約50cmもあり、フロアで愛犬をくつろがせることも可能。後席は座面長が約50cmもあり(このクラスの平均値は約46cm)、比較的フラットなため、後席で犬がゆったりくつろぎやすいのもポイント。

5)トヨタ・シエンタFUNBASE

 最後に紹介するのは、トヨタ・シエンタに新しく加わった、車中泊にも対応する2列シートのFUNBASE。スライドドアのステップ地上高は33cmという低さで犬も乗り降りしやすく、またラゲッジ側からでもフロア地上高が53cm(ローデッキ)と素晴らしく低く、犬の乗降はラクラク快適。フロア奥行き約93.5cm、フロア幅約106cm、天井高は107cmもあり、スペースは広大。大型クレートの積載もOKで、ラゲッジのアレンジは自在。価格も約176万円からとお手ごろだ。

 ただ、フリード+同様、ラゲッジに犬を乗せると、前後席とのアイコンタクトはできず、ラゲッジフロアをハイデッキ状態にするなどの工夫が必要。基本は後席に乗車させたい。

 と、200万円以下で買えるドッグフレンドリーカー5台を紹介してきたが、犬の後席の乗降性の良さならスライドドア車が有利。一方、犬をラゲッジに乗せる機会も多い、というならホンダ・シャトルで決まり。ドッグアクセサリーの充実度とともに、ラゲッジフロアに対する後席背もたれの低さから、飼い主と愛犬のアイコンタクトが容易だからである。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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