実用性なら国産車! にもかかわらず日本で乗ってほしい輸入ミニバン3選とその理由 (2/2ページ)

多彩なパワートレインなど走りの良さが魅力のひとつ

1)メルセデス・ベンツVクラス

 メルセデスベンツVクラスを例に挙げれば、Eクラスに匹敵する前席まわりの高級感あるデザイン、2/3列目席対座もできる巨大な空間を生かしたシートアレンジ性、クリーンディーゼルの用意がある点などだ。

2)VWトゥーラン

 VWトゥーランは走りの良さにつきる。ゴルフ・トゥーランと呼ぶだけあり、基本部分は世界のコンパクトカーのベンチマークになっているゴルフ。トルクあふれる1.4リッターガソリンターボに加え、さらなる豊かなトルクによって走りやすさ抜群のクリーンディーゼルを用意する選択の自由度も大きな魅力。安定感、乗り心地、静粛性、先進安全支援機能の充実度、も国産ミニバンをリードする。

 さらに後席をフルフラットに格納することで、大容量ワゴンに変身する、ドイツ流合理性に基づくシートアレンジ性も素晴らしい。スライドドアでなく、後席が独立シートという点に納得できれば、サイズ、価格を含め、輸入ミニバンのベストチョイスと断言できるのがVWトゥーランである。

3)シトロエン・グランドC4スペースツアラー

 国産ミニバンにない個性あふれるモノスペースカーが、かつとC4ピカソと呼ばれていた、今では7人乗りのみの仕様になったフレンチミニバンのシトロエン・グランドC4スペースツアラーだ。内外装デザイン、シートのソファのような体にやさしく疲れにくいかけ心地、フランス車ならではの“ふんわりピタリ”な乗り心地など、国産ミニバンでは絶対に得られない世界に満ちている。

 このシトロエン・グランドC4スペースツアラーも1.6リッターガソリンターボと2リッタークリーンディーゼルが選べ、今や先進安全支援機能も充実。ミニバンをスタイリッシュさ、生活感のなさで選ぶなら、街でめったにすれ違うことのないシトロエン・グランドC4スペースツアラーで決まりだろう。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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