【試乗】雪道で本領発揮! VWの4モーション技術をティグアン&パサートオールトラックで体感 (1/3ページ)
VWの4WDは35年前のパサートからスタート
各地から豪雪のニュースも多く届く冬季の日本。毎年メーカー各社は自社の雪上性能をアピールすべく雪上試乗会を開催するのが定例となってきた。そんな中、フォルクスワーゲン(VW)が今年初開催となる雪上試乗会を長野県・タングラム斑尾スキーリゾート特設コースで行った。用意された試乗モデルはVWティグアンTDI4モーションとVWパサート・オールトラック4モーションの2車種だ。
現在VWジャパンの販売ラインアップにはアルテオン、パサート・オールトラック、ティグアン、ゴルフ・オールトラックの4車種系列に4輪駆動仕様の4モーションが設定されている。以前はVWトゥアレグなど大型SUVが4輪駆動仕様の旗艦となっていたが、現在トゥアレグはラインアップから外れている。それだけにティグアン4モーションの登場をVWファンは待ち望んでいたに違いない。
VW車の4輪駆動車の歴史を遡ると、1984年にパサート・ヴァリアントにビスカスカップリングを搭載した「シンクロ」が最初となる。その後「シンクロ」システムはゴルフ/ゴルフ・カントリーにも拡大採用され1996年になるとトルセンデフを採用したパサート・ヴァリアント・シンクロへと進化していく。