日産GT-Rニスモは1分切りにあと一歩及ばず! それでも10年選手は世界の一級品【筑波サーキットテスト】 (1/2ページ)

ライバルのポルシェGT3は筑波で1分切りを達成している

■トラックコンディション

コース●筑波サーキットコース2000
気温●-2.1℃
湿度●56%
気圧●1025.2hPa

最速ラップタイム:1’01”047

 ラップタイム1分切りを目指して筑波サーキットでチャレンジしてきた日産GT-R。ライバルとするポルシェGT3はすでに1分切りを達成しているが、あと、少しのところで、1分の壁が切れない。そもそもR35GT-Rは基本設計から10年も経つ老兵だ。細部にわたるファインチューニングを繰り返してきたが、ポルシェのようなフルモデルチェンジは行われていない。絶対的なスピードではポルシェGT3に及ばないかもしれないが、600馬力を誇る2018年モデルのR35GT-Rニスモは老兵となっても、まだ現役で戦えるマシンなのかどうか?

日産GT-Rニスモ

 今回のテストでの最後の課題はダンロップブリッジの先にでてくる左80Rをどう攻略するのか? 第一ヘアピンから第二へアピンまでのインフィールドのタイムがポルシェGT3との差なのだ。重量が重く、フロントエンジンであるがゆえにアンダーステアが出やすい左80Rをどう走るのか。

日産GT-Rニスモ

 今回は雑誌CARトップとのコラボテストだったので、すでにタイヤは暖まっていた。最初のラップから攻める。第一コーナーと第一ヘアピンは立ち上がりのトラクションを生かすのが常套手段だが、セオリーを守っていてはタイムは削れない。ターンインを工夫し、アンダーステアを消す走法も試すべきかもしれない。

日産GT-Rニスモ


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