機能美だけじゃない! 上質感もプラスした新型三菱デリカD:5の内外装をチェック (2/4ページ)

オールラウンドミニバンにふさわしい機能性や美しさを表現

 新型のインテリアは、運転するうえでの機能性とゆとりの向上が図られた。三菱が「ホリゾンタルアクシス」というコンセプトを掲げるインパネデザインは、ダッシュボードが水平基調でまとめられ、運転中の車両姿勢の変化が掴みやすくなっている。ワイド感を高めたインパネは前傾させることに加えて、フロントピラーの断面をスリム化させてグラスエリアを拡大。これらにより明るく開放感の高い視界が確保されている。

 全車で本革巻き仕様が標準となるステアリングホイールやシフトノブ、そして高い品質感を持つ各操作系などにより、洗練性の高いコックピットを実現した点も新型の大きな特徴と言える。

 インパネのデザインは水平基調。ワイド感を強調するとともに、前傾させることによって居住空間を拡大させたほか、フロントピラー断面をスリム化させてグラスエリアを拡大。明るく開放感の高いコックピットを実現している。

 ステアリングホイールのセンターパッドには各種操作スイッチを配置。右側はクルーズコントロールや安全機能装備の設定変更などが、左側ではAVやハンズフリーの設定が行なえる。パドルシフトは全車に標準装備される。

 運転席ドアパネルにはドアミラーの調整ボタンのほか、パワーウインドウスイッチを配置。パワーウインドウは4カ所すべてがオート式となっている。

 メーターは2眼式で常時照明点灯タイプのハイコントラスト仕様。右側の速度計、左側の回転計の間に設けられたマルチインフォーメーションディスプレイでは、運転支援機能の作動表示に加えて、トリップメーターや平均燃費、アイドリングストップの積算時間といった各種車両情報がわかりやすく表示される。

 シフトノブを配置するセンターパネルも質感の高さが際立っている。このスペースには空調ボタンのほか、駆動方式を選ぶダイヤル式セレクター、電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールドのスイッチなどが並ぶ。

 10.1型のモニターを組み合わせるデリカD:5オリジナルナビゲーションシステムが全車にオプションで設定。

 マルチアラウンドモニター付き自動防眩ルームミラーはPに標準。その他グレード(M除く)はオプション設定される。

 運転席&助手席にはバニティミラー付きのサンバイザーが全車に標準で備わる。バニティミラーは照明付きで、蓋にはチケットホルダーを組み合わせる。

 前席頭上にはルームランプ用スイッチに加えて、前席用読書灯スイッチを配置。その手前側には開閉式のサングラスホルダーが設けられている。

インパネやインナードアパネルにあしらわれるデコレーションパネルは、D:5にはブラウン系のサバ杢が、アーバンギアにはブラック系のバール杢が用いられている。モダンでハイクラスなキャビン空間の演出に大きく貢献しているアイテムだ。


D:5

D:5アーバンギア


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