全車速追従も可能! 新型日産デイズに搭載された軽自動車初のプロパイロットの実力とは (1/2ページ)

安全運転支援機能は軽カークラス最高レベル

 セレナに初搭載して以来、プロパイロットは日産が提唱する『インテリジェントモビリティ』を象徴する技術のひとつとして注目を集めている。同技術を搭載した車両は国内で18万台以上の販売実績を誇っていることからも、ユーザーにさまざまなベネフィットをもたらす機能であるかが実証されている。そんなプロパイロットと新型デイズのマッチングを試乗して検証してみた。

 新型デイズに採用された装備のなかで、もっとも注目されるのがプロパイロットだ。インテリジェントエマージェンシーブレーキなどにも使われる単眼カメラを利用して、先進の運転支援を実現させた。プロパイロットの基本機能は、セレナなどと同じで、登録車と同様の機能を軽自動車のデイズに装着した。厳密に言うと、デイズのプロパイロットは設計が新しく、制御の正確性をさらに高めている。

 プロパイロットの使い方は簡単だ。高速道路などを巡航中に、ステアリングのスイッチを押すと作動する。ドライバーがアクセルとブレーキのペダルを操作しなくても、前走車がいるときには設定された速度の範囲内で追従走行する。テストコースを使った試乗では、先行車が加速したり減速すると、追従するデイズもその動きに合わせて加減速を行った。反応の仕方は正確で、つねに一定の車間距離をキープしていた。

 このクルーズコントロールは全車速追従型で、停車まで追従状態を維持する。前走車が停車したときは、走行中に比べると車間距離を狭めて追従停車した。これも実際の交通の流れに沿った制御と言える。停車寸前のブレーキ制御も自然で、ブレーキ圧力を瞬間的に緩め、前後に揺すられる不快な動きを抑えていた。


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