BMW史上最大のラグジュアリーSAV「X7」が日本上陸! 同時に最上級セダン7シリーズも新型へ (1/2ページ)

X7はBMW史上最大のビッグスケール

 ビー・エム・ダブリューは、ラグジュアリーセグメントの新型2モデルを発表した。大型化したキドニーグリルが特徴的な7シリーズと、同社のSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)シリーズの最上級モデルとなるX7だ。どちらも6月24日より発売開始となり、X7は2019年8月以降の納車開始となる。

 報道記者発表会の場でペーター・クロンシュナーブル代表取締役社長は、「2018年後半より新型3シリーズ、Z4、X5といった魅力ある商品を市場に投入してきた。今後もM8や8シリーズグランクーペ、3シリーズツーリングや1シリーズが控えている。そのなかで、BMWがもっとも注力しているのがラグジュアリーセグメントです」とコメント。7の数字を冠したこのふたつのモデルが、BMWにとって重要なモデルであるということである。

 注目は、XシリーズはもちろんBMW史上最大のモデルであるX7だろう。ラグジュアリーモデルでありながら、BMWにらしいダイナミクス性能は一切の妥協なく仕上げたという。やはり注目はフロントマスクをはじめとしたエクステリアデザインだ。

 スポーツモデルを筆頭に採用されている、横型のキドニーグリルではなく、縦に大きくデザインしたことで存在感を演出。それに細目のヘッドライトを組み合わせることで、SAVらしい迫力あるスタイリングを演出している。

 リヤは左右のテールライトをつなぐかのようなシルバー加飾に加え、バンパー下部などにもシルバーのアクセントをプラス。最上級モデルらしい力強さと、高級感を兼ね備えたスタイルとなっている。

 インテリアは、3105mmというロングホイールベースを生かした広々とした空間が広がる。2列目をふたり乗りのコンフォートシート仕様を選べば、3人乗りのベンチシートタイプから2座独立タイプとなり、全席で快適なドライブを楽しむことが可能だ。また、シート表皮はBMWインビデュアル・メリノレザーが標準装備。加えて8シリーズに採用されたものと同様の透明度の高いクリスタルタイプのシフトレバーが、高級感を演出する。

 パワートレインは、3L直6ディーゼルターボエンジンと4.4L V8ツインターボエンジンの2タイプ。ディーゼルは最大トルク620N・m/2000-2500rpmと、低回転からビッグトルクを発揮しラグジュアリーモデルにふさわしいパフォーマンスを見せる。4.4L V8ツインターボエンジンを搭載するのは、BMWのパフォーマンスモデルを担当するBMW M社が手がけるM50i。最高出力530馬力(390kW)/5500-6000rpmというハイパフォーマンスを誇り、0-100km/h加速は4.7秒という巨体を感じさせない加速力が自慢だ。


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