スポーツカーらしさを追求! 話題の新型トヨタ・スープラの内外装を徹底チェック (3/3ページ)

【シート&収納】ホールド性にこだわった形状のシートを採用

 シートはサイドサポート性に優れたハイバックタイプで、形状は室内デザイナーのサーキット走行体験に基づいて設計されており、スポーツドライビングでも身体を保持しやすいこだわりのアイテムだ。上級2グレードのシートには8ウェイパワーアシストのほか、電動ランバーサポートやサイドサポート幅調整機構を装備。乗員の体格や好みに合わせやすい。SZは運転席6/助手席8ウェイの手動調整式だ。

 290L確保された荷室やキャビン内の各種小物入れも、ピュアスポーツというキャラクターを考慮すれば十分納得できる実用性と言える。

RZ

SZ-R

SZ

 シートはヘッドレスト一体型のハイバック仕様。RZとSZ-Rはレザーとアルカンターラ(座面と背もたれ中央部)を張る。カラーはRZがブラックとイグニッションレッドの2トーン、SZ-Rはブラックが基調色だ。SZ用はブラックのファブリック表皮が採用された。

 ドアパネルにはドアミラーやパワーウインドウのスイッチに加えてリヤゲートオープナーのボタンを設置。

 RZとSZ-Rには12スピーカーで構成されるJBLプレミアムサウンドシステムを装備する。SZは4スピーカーだ。

 広い開口部のリヤゲートによって、荷室へのアクセス性は低くない。荷室容量は290Lが確保され、大型スーツケースが収納できる実用性を備えている。また、荷室とキャビンを隔てる壁の形状が工夫されていることにより、サイズによってはゴルフバッグも許容するスペースをもつ。

 リヤゲートと連動開閉できるトノカバーにより荷室を上下に分割させることも可能。後方視界も十分に確保する。

 荷室後端には三角表示板が蓋付きの専用ボックスに収納。荷室の深さは最大部で387mm(メーカー測定値)。

 荷室の床下にはバッテリーを搭載。これも50対50の前後重量配分の実現にひと役買っている方策だ。

 荷室の右端にはヒューズボックスとパンク応急修理キット(RZ/SZ-R)、左端には車載工具を蓋付きで収納している。

 取っ手部分は路面から1820mmで、小柄な乗員でも手が届く範囲内の高さと言える。荷室開口部の高さは850mm。一般的なセダン(現行カムリの場合で700mm)よりは少し高めの設定だ。

 リヤゲートの内側には、閉めるときに手を掛ける取っ手を左右2カ所に設置。

 助手席の足もと、センターパネル側にはメッシュポケットを設置。ちょっとした小物の収納に重宝しそうだ。

 グローブボックスの容量はさほど大きくないが、照明が付いているほかキーも備わるので貴重品の収納にも便利。

 センターコンソールには2本分のドリンクホルダーを設置。この部分はコンソールボックスの蓋を兼ねている。

 センターコンソールの後方には小物入れを設置。サイズは限られるが一時的に置いておくスペースとして利用可能だ。

 リモコンキーは手のひらサイズ。カラーはブラック基調でサイドにレッドのラインがあしらわれている。ドアの開錠/施錠のほか、リヤゲートのみの開錠も可能。

 ドアは十分な開口面積および開口角度が確保されているので、乗降性は決して低くない。サイドシルの高さは400mmで、86(320mm程度)よりは高めの設定である。


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