夏の長距離ドライブもラクラク! 降りたくなくなるほど助手席が快適すぎるクルマ5選 (1/2ページ)

シートヒーターも完備! 国産車の驚きおもてなし術

 どこへ出かけるにも移動手段はクルマで、運転大好き、長距離ドライブもぜんぜん平気、という男性を夫にすると、周囲からは羨ましがられたりするものです。確かにドアツードアで移動できるのは、荷物が多い旅行などでは助かるし、暑くても寒くても雨が降っていても快適な空間で、他人の目を気にせず過ごせるクルマ移動はラクではあるのですが……。渋滞などであまりに長時間になったりすると、助手席でず~っと座っているというのもけっこう疲れてイヤになってしまうものです。

 そんな時は、寝てしまうに限る! と思うのですが、シートの座り心地が良くないとか、狭くて窮屈だとか音が気になるとか、心地よい眠りにつける助手席を持つクルマというのも、いざ探そうとするとなかなか難しいものなのです。なので今回は、運転好きな夫(妻)を持つ人にはぜひチェックしていただきたい、超絶快適な助手席を持つ貴重なクルマたちをご紹介します。

1)日産エルグランド

 まずは、プレミアムミニバンの元祖と言ってもいいでしょう、日産エルグランド。現行モデルは登場から9年が経過しているのでちょっと古さは否めず、最近はめっきりトヨタ・アルファード/ヴェルファイアに押されていますが、発売当初から力を入れているシートの快適性ではまだまだ負けずとも劣らず。

 1列目・2列目のシートは、通常のベース骨格+ワディングという構造にさらにもう一段、スラブウレタン(ソフトウレタンフォーム)を加えた3層構造。これによって長時間座っていても疲労を感じにくいシートになっています。

 そして当然ながら助手席にもシート一体型のオットマンが付いていて、足を伸ばしてリラックスできるほか、瞬時に温まるクイックコンフォートシートヒーターを世界初装備。人間の生理学特性に着目して、温める場所と時間をシーンによって最適化してくれるので、冷え性の奥様も快適に過ごせることでしょう。

2)レクサスLS

 続いて、日本を代表するプレミアムセダンから、レクサスLS。見た目にも上質感たっぷりで、肌触りも極上のシートに座る前から心が踊りますが、じつはその中身にはすごい技術が隠されています。一般的にはシートの調整機能というのは8wayくらいでも高級な部類なのですが、LSの助手席はなんと28way調整式!

 しかもニューマチック(空気式)システムで、エアプラダー(空気袋)の膨張・収縮によってランバー前後上下、腰後部、ショルダー、ヒップ、クッションサイドといった細かな部分をフィットさせることができます。これなら夫がノリノリでアクティブなドライビングを楽しんでいても、身体が最適にホールドされているので疲れ知らず。さらに、背中から大腿部までを押圧するリフレッシュ機能(マッサージ)もあり、全5コースから選択できてスパ気分で過ごせるのも嬉しいですよね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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