安価なクルマの先進装備は本当に使える? 日産セレナと軽自動車デイズのプロパイロットで比較する! (2/2ページ)

車格による機能や装備の差は確実に縮んでいる

 ただし、プロパイロットを使って高速走行をしているとき、いわゆるACC(アダプティブクルーズコントロール)の機能として、前車に追従していて前車が減速したあとや、料金所のゲートをくぐり抜けたあとの再加速性能については、制御もあるが、やはりエンジン性能に余裕があるセレナのほうが有利なのは当然だ。

 デイズはターボでも64馬力、10.2kg-m。セレナはスマートシンプルハイブリッド車で150馬力、20.4kg-m+モーター2.6馬力、4.9kg-m。e-POWERに至っては1.2リッターエンジンが84馬力、10.5kg-m、リーフと同じモーターが136馬力、32.6kg-mもあるのだ。先進安全機能

 一方、ホンダ車のホンダセンシングの場合、じつは新型N-WGNには最新の制御、機能を盛り込んでいる(ホンダセンシングは全グレードに標準!)。

 たとえばACCが約35~115km/hの範囲でしか機能しない、つまり渋滞追従しない車種が少なくないなかで、N-WGNはなんと渋滞追従型で0~135km/hで作動するのだから頼もしい。自動ブレーキにしても、夜間の歩行者検知機能を高め、横断自転車をも検知できるなどの進化がある。しかも、N-WGNターボの高速走行で試したACCの60~80km/h、80~100km/h加速の場面では、ステップワゴンのACCより再加速性能がいいぐらいだったのである。先進安全機能

 たしかに以前は、高級車、上級車とコンパクトカー、軽自動車では先進安全運転支援機能にコストの関係で差を付けていたのも事実。が、いまではハード、ソフトともに装着車の拡大、量産により価格がこなれてきたため、ブラインドスポットモニターやレーンキープ機能のステアリングアシストなど一部の上級機能を除き、車種によっては軽自動車でも高級車、上級車との差は、車両価格的にまったく同じであるはずもないが、劇的に縮まったと言っていい。デイズとセレナのレーンキープ性能のように、軽自動車が勝っているケースさえあるほどだ。

 デイズの場合は日産コネクトナビによるオペレーターサービス(これは多くの日産車に対応/10年間利用無料)とともに、あおり運転被害などの緊急時に役立つ、軽自動車初のSOSコールを用意しているほどで(軽自動車でオプション設定されているのは現時点で日産デイズとトヨタのピクシス系乗用車のみ)、まさに先進安全運転支援機能、コネクティッド機能の下克上と言っていい流れになっている。先進安全機能

 2020年には世界的な自動ブレーキの標準化があり、新しいクルマほど、車格を問わず、先進安全運転支援機能が分け隔てなく、充実していくことは間違いないということだ。

画像ギャラリー