ダイハツから新車種「ロッキー」が登場! SUVらしさと取り回しやすさを両立 (1/2ページ)

DNGA第二弾! 取り回しやすい設計にこだわった

 ダイハツは2019年11月5(火)、新型コンパクトSUV「ロッキー」を発表、販売を開始した。

 ロッキーはダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」のタントに次ぐ第2弾となる。

 コンセプトは「アクティブ・ユースフル・コンパクト」。若々しくアクティブな生活を楽しむ層をターゲットとし、レジャーから買い物などの日常生活まで幅広いシーンで活躍するクルマを目指した。また「レジャーなどのためにSUVがほしいが大きなクルマは苦手」という声が多く聞かれたため、SUVらしいデザインとしながら、運転のしやすさに考慮して開発された。

 また同日トヨタからダイハツ・ロッキーのOEM車として「ライズ」が発表、発売。ダイハツ・ロッキーとはまた違ったフロントフェイスを持つ。

 以下内容を詳しくを見ていこう。

ダイハツ・ロッキーの走り

 新型タントに初採用されたDNGAと骨格の通し方や足回り部品の取り付けの考え方などは共通としながら、コンパクトカーのサイズに拡大。骨格構造のスムーズ化や合理化を施し、部材の構造断点をなくすとともに、ハイテン材を活用することで軽量高剛性ボディを開発し、高い操縦安定性と乗り心地の良さを両立した。

 動力には1リッターターボエンジンを搭載し、D-CVTと組み合わせる。D-CVT にはDNGAにより新開発した、スプリッドギヤを用いた技術を採用。変速比をワイドレシオ化することで燃費性能や静粛性にも貢献する。またアクセルのスロットル特性を最適化し、レスポンスやコントロール性の向上。低開度域はコントロール重視、中高開度域はレスポンスを重視した設定としている。

 サスペンションはトーションビーム式を採用。取り付け位置やブッシュ特性、バネ定数、ショックアブソーバー特性を最適化し、高い操縦安定性と乗り心地の良さを両立しているという。

 また電子制御式カップリング機構を用いた「ダイナミックコントロール4WD」を採用。走行状況や路面状況を検知し、ECUで前後輪に細かなトルク配分を行うことで、機械式カップリングを用いた4WDと比較し、安定した走行性能を実現する。滑りやすい路面では後輪駆動力を高めることでスリップを抑制して安定性を向上させるとともに、滑らない路面では後輪駆動力を下げることで燃費向上に貢献する。なお走行中のトルク配分はマルチファンクションディスプレイで確認可能だ。

ダイハツ・ロッキーの燃費

 1.5リッター以下の小型SUV(ガソリン車)ではもっとも低燃費となるWLTCモードで18.6km/L、JC08モードで23.4 km/Lを実現した。

ダイハツ・ロッキーのパッケージング

 DNGAによるパッケージング技術でボディサイズは全長3995mm、全幅1695mm、全高1620mとコンパクトな5ナンバーサイズながら、広い室内を実現。カップルディスタンスは2WD仕様、また2段可変式デッキボードを下段位置にした状態で900mmを確保した。

 取り回しの良さにも優れ、最小回転半径は16インチタイヤで4.9m、17インチタイヤで5m。また665mmの高いヒップポイントと、31度(俯角+抑角)の運転席からの上下視界を実現。見晴らしが良いうえ、フードの左右前端を見やすくすることで安心して運転することを可能とした。

 ラゲッジは最大荷室長755mm、最大容量はDVA法で369リットルを誇る。加えて80リットルの大容量アンダーラゲージを用意。付属の2段可変式デッキボードを使うことで荷室の高さや容量を変えることができ、さまざまな用途に対応可能だ。またリヤシートは6:4分割可倒式となっており、長尺物を積載する際などに便利。多彩な空間を実現する。


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