アウディから新型A1 Sportbackが登場! コンパクトなボディとしながら室内空間を拡大

外装はアウディスポーツクワトロのオマージュ!

 2019年11月1日(金)、アウディ ジャパンは新型Audi A1 Sportback 35 TFSIを発表。11月25日(月)より発売を開始する。

 A1はアウディのラインアップでもっとも小さいプレミアムハッチバック。初代モデルは2011年に導入され、世界で90台、日本で3万台が販売された。

 メディア向けに行われた発表会で、アウディ ジャパン代表取締役のフィリップ ノアックさんは、「8年ぶりにフルモデルチェンジされた今回の新型はスペースが広くなり、1つ上のセグメントを所有していた方など、新しいお客様にも楽しんでいただけるクルマに仕上がりました。全長はおよそ4mとコンパクトなボディですが、アウディの先進的でパワフルなデザイン、機敏な運動性能、先進機能などアウディのラインアップに共通する魅力をギュっと凝縮した100%ピュア・アウディといえるクルマです」と語った。

 エクステリアのハイライトは幅が広くて低い位置にあるシングルフレームグリル、ボンネット上の3つのスリット、そしてワイドなCピラー。これらは1984年に登場し、ラリー界を席巻したアウディスポーツクワトロのオマージュだ。

 またヘッドライトのハイビーム、ロービーム、ポジショニングライト、ターンインジケーター、リヤコンビネーションライトすべてにLEDを採用し、スポーティな印象とした。

 ホイールベースは従来型と比べて95mm長くなっている。フィリップさんは「上位セグメントに迫る居住空間と快適性を実現できました。私はかなり長身なのですが、中に乗り込んでもまったく窮屈さを感じません」という。トランクスペースも従来型より65リットル拡大された。

 内装は「コンパクトクラスでもっともスポーティなインテリア」を目指してデザインされた。またインストルメンタルパネルは運転席側に少し傾斜していて、コックピットという言葉にふさわしいドライバー中心の空間になっている。また社会のデジタル化を受けて、アップルカープレイやアンドロイドオートが利用できるアウディスマートフォンインターフェイス、そして初のワイヤレスチャージングがオプションとして設定されている。

 またフィリップさんによると「アウディ」はラテン語で「聞く」という意味だといい、その名の通り、音響にも妥協はしていない。今回A1に初めて、バング&オルフセン3Dサウンドシステムがオプション設定された。11個のスピーカーにより優れた音質を実現する。

 運転支援システムも上級モデル譲りで、レーダーセンサーによってクルマや歩行者を検知して自動的にブレーキを作動するアウディプレセンスフロントを全車標準装備。そのほかアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシストも用意される。

 走りについては新開発の1.5リッター 35 TFSIを搭載。従来の1.4リッターに変わるこのエンジンは最高出力150馬力、最大トルク250Nmを発揮する。また気筒休止システム、シリンダーオンデマンド(COD)を採用し、効率の良さも追求している。「走りの楽しさ、また100%ピュア・アウディを感じられる走りになっています」とフィリップさんは語る。また2020年の第二四半期には25 TFSI を日本に導入予定とのことだ。

 ボディカラーは全10色を用意し、フィリップさんが一番気に入ったカラーは「パイソンイエローメタリック」とのこと。「東京の町に映える色だと思います」と語った。ルーフカラーはボディと同色、またはミトスブラックメタリックのコントラストルーフもオプションで選択することができる。

 価格はAudi A1 Sportback 35TFSI advancedが365万円、Audi A1 Sportback 35 S lineが391万円(税込)。

 さらにAudi A1 Sportback 35TFSI advancedをべースとした限定モデルAudi A1 Sportback 1st edition を11月25日(月)より250台限定で発売する。

 エクステリアはコントラストルーフを採用するほか、コントラストパッケージによってフロントリップ、サイドブレード、エクステリアミラーをミトスブラックメタリックにペイント。また5スポークの17インチアルミホイールで足元を引き締める。価格は443万円(税込)だ。


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