運転が恐い! 苦手! という人は必見の運転が上手くなったと勘違いするほど凄いクルマの装備8選 (2/2ページ)

駐車や高速走行に不安がある人も心配無用!

5)ダイハツ「スマートパノラマパーキングアシスト駐車支援システム」

 ダイハツ最新のタントやロッキーなどにオプション設定されているスマートパノラマパーキングアシストは、駐車が苦手な人にぴったりの先進装備。これまでもこの種のパーキングアシストはあったものの、いまひとつ使えなかった……という経験のある人でも、ほぼ納得できるアシスト性能を持っている。ディスプレイ画面に、クルマの真上と、バックする方向の画像が表示され、機能がわかりやすいのがポイントで、操作は駐車したい白線(必須)のあるスペースの横で停車し、スイッチを約2秒、長押し。するとクルマが駐車枠を自動で検知し、ディスプレイに表示される駐車枠が正しければ「はい」をタッチ。

 すると、ステアリングが自動で動き出し、音声に従ってシフトレバー、アクセル、ブレーキを操作し、言われたままに前進、バックすれば、見事に駐車できるのだ。平面でなく、立体的に駐車を把握できるところと、最新制御によるアシスト精度の高さがポイントだ。もちろん、機能に慣れるための練習は必要だが、駐車が苦手な人にとって非常に便利な先進機能と言える。

6)ACC(アダプティブクルーズコントロール)+レーンキープアシスト

 ACCと呼ばれる全車速追従機能付クルーズコントロールとレーンキープアシストの組み合わせも、高速道路の運転に自信がない人にオススメだ。いきなり作動させるのはまずいが、空いた高速道路で作動を確認しつつ、機能を使いこなせるようになれば、ストレスのたまる高速走行もラクラクだ。

 機能としては、スイッチをオンにして、車速、先行車との車間距離を設定。すると、80km/hの設定ならその速度以内で、アクセルペダル操作なしで自動運転のように前車に追従。前車がいなければ、設定した80km/hをキープして走ってくれる。車間距離を一定に保つため、うっかり前車にくっつきすぎることはなく、万一の追突も自動ブレーキが働くまでもなく回避できるのだ。

 が、ここでのポイントはそこではない。運転になれない人が高速走行すると、下手にアクセルペダルを踏むため、車速が一定せず、前後にゆすられかねない運転になりがちだ。同乗者は、不安で不快で、たまったもんじゃないだろう。しかし、ACCを使いこなせれば、車速は一定、よりスムースな加減速による安定走行になる。同時に、燃費が良くなったりする可能性もあるのだ。

7)リヤクロストラフィックアラート

 運転になれた人でも緊張するのが、クルマを頭から駐車場に止め、バックで道路や通路に出るときだ。他車とぶつからないか、慎重に、ノロノロとバックすることになるだろう。が、例えばトヨタのリヤクロストラフィックオートブレーキなどの装着車なら、自車の左右後方から接近する車両を車体後部のレーダーで検知し、接近する車両がいればインジケーターの点灯とブザーで警告してくれるとともに、衝突の危険性がある際は、ブレーキ制御まで働かせてくれるから安心。以前は高級・高額車にしか付いていなかったが、今ではカローラにまで装着されている先進機能のひとつ。

8)ブラインドスポットモニター

 いまでは多くのクルマに付いている、自動ブレーキとともに安全運転、接触事故防止に役立つ先進機能が、ブラインドスポットモニターだ。合流、車線変更が苦手、怖いと感じている人も、これがあれば安心・安全。後方から接近してくるクルマを検知し、それでも車線変更しようとすると警告してくれる。ボルボのXC60などは、それでも車線変更の操作を行うと、ステアリング制御で車線内に戻してくれる機能さえある。廉価なモデルでは、マツダ2に、前身のデミオ時代から装備されている(リアクロストラフィックアラート込み)。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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