【近距離こそEVの真骨頂ならなぜ?】軽自動車規格の電気自動車がほぼ登場しないワケ (1/2ページ)

【近距離こそEVの真骨頂ならなぜ?】軽自動車規格の電気自動車がほぼ登場しないワケ

リチウムイオン電池の価格が高くコスト面で厳しかった

 三菱自動車工業から、軽自動車の電気自動車(EV)i-MiEVが発売された当時のリチウムイオンバッテリーの原価は、1000ドル/kWhと言われていた。1ドル108円(現在の為替レート)で換算すると10.8万円/kWhとなり、i-MiEVには16kWhのバッテリーが搭載されていたので、バッテリー代は172.8万円に計算できる。

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 2010年に個人向け販売が行われたときの価格が398万円であったが、購入の補助金を使うと284万円で買えた。それでもターボエンジン車の128万円に比べ2倍以上の値段であり、その理由は、バッテリー価格分が上乗せされていたということができる。そこで、バッテリー搭載量を10.5kWhに減らした車種ものちに追加されている。一充電走行距離は短くなるが、車両価格は260万円に下がった。軽規格の電気自動車が登場しない理由画像はこちら

 その後、リチウムイオンバッテリー価格は、2016年に273ドル/kWhまで4分の1強の水準にまで下がったとされており、これならば当初のi-MiEVの16kWhであってもリチウムイオンバッテリーの原価は、47.1万円強に収まる計算だ。しかし、これは原価でもっとも大きな要因とされるリチウムイオンバッテリーだけの話であり、モーターや制御系の原価もあわせて考えなければならない。軽規格の電気自動車が登場しない理由画像はこちら

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