【安価でも安全性を無視することなかれ!】100万円台で手に入る自動ブレーキ+α搭載新車4選 (1/2ページ)

安心が手に入る装備が満載でも100万円台で買える時代に!

 2021年に新車の自動ブレーキ=衝突被害軽減ブレーキの装着義務化が決まった。だがこれから新車を買うならそれを待つことなく、自動ブレーキ搭載車を買うべきなのは自身のためはもちろん、同乗者、そして社会への安全・安心のためにもはや当然と考えたい。

 いち早く、自動ブレーキを含む先進運転支援機能=アイサイトを採用したスバルによれば、過去アイサイト搭載車の事故件数が非搭載車の6割減、追突事故は8割減というデータもあるぐらいで、自動ブレーキの必要性、重要性が証明されている。それこそ、事故が減れば事故による渋滞も減り、渋滞による経済損失も減るというわけだ。

 ここでは国産車で、なおかつ100万円台で手に入る自動ブレーキ搭載車を、歩行者対応を必須として、それ以外の先進運転支援機能にも目を向けて紹介することにしたい。

1)マツダ・マツダ2

 まずは、ファッショナブルなコンパクトカーでもあるマツダ2だ。自動ブレーキはアドバンスドブレーキサポートと呼ばれ、昼間はもちろん夜間、歩行者にも対応。前後誤発進抑制装置、後退時ブレーキサポート、さらにはこのクラスではほぼ唯一となる、後方から接近するクルマを検知してくれるブラインドスポットモニタリングまで標準装備。15S PROACTIVEなら169万4000円である。マツダ2は前席優先のカップルズカー的キャラクターなので、後席をめったに使わない人にお薦めしたい。

2)ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ

 5ナンバーサイズのクロスオーバーモデルとして登場したばかりのダイハツ・ロッキー&トヨタ・ライズもお薦めだ。ライズはX“S”が174万5000円、Gでも189万5000円。ロッキーはXが184万8000円(FF)、L 4WDでも194万4800円だが、ダイハツ自慢のスマートアシストを、ライズのX以外に標準装備。自動ブレーキは歩行者対応で、コーナーセンサー、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能まで完備。ブラインドスポットモニターや、駐車場からバックで出るときなどに有効なリヤクロストラフィックサポートも用意されるから、すべてを付ければほぼ完ぺきな先進運転支援機能搭載車となる。かんじんの走りもゴキゲンだ。

 ロッキーにはダイハツコネクト、ライズにはT-コネクトナビが用意されるが、ダイハツコネクトはスマホやPC連動で、クルマが今どこを走っているか、家族が随時確認できる「見守り」の安心も手に入る。また、車内Wi-Fi機能を持つのはロッキーだけだ。ちなみに、ロッキー、ライズは最低地上高185mmと悪路にも強く、とくにRAV4のベース4WDでもあるダイナミックトルクコントロール4WDを用いた4WD車がお薦め。4WDでもライズならX“S”で198万4800円、ロッキーならXで194万4800円だ。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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