【なぜ世界的に統一されない?】ユーザーメリットを損なうのにEVの充電ソケットが多数存在するワケ (1/2ページ)

【なぜ世界的に統一されない?】ユーザーメリットを損なうのにEVの充電ソケットが多数存在するワケ

日本のチャデモ vs 欧州のコンボコネクターの覇権争い!

 EVの充電には、大きく2つの方法がある。ひとつは、自宅や会社で普通充電と呼ばれる交流での充電。もうひとつは、急速充電器と呼ばれる直流での充電だ。ところが、充電ソケットの形状は世界各地でバラバラ。

 日本では、CHA de Mo (チャデモ)、欧米ではコンボコネクターが使われるが、ヨーロッパとアメリカのコンボコネクターの形状は違う。まあ、充電ソケットが国や地域によって違うというのは、EVに限らない。海外旅行先のホテルで日本から持って行ったスマホの充電器が使えなくて困った、という経験をお持ちの方も多いはず。とくにヨーロッパ各国では違いが多く、日本を出る前に電気量販店や100円ショップで各種アダプターを探すことになる。

 一方で、EVが本格的に普及し始めたのは、2010年代に入ってからと新しい分野だ。充電についても国際的な協議をしているはずなのに、どうして充電ソケット形状がバラバラになってしまっているのか?

EVの充電ソケットが多数存在するワケ

「チャデモなんか、使いたくない」。欧米の自動車メーカー関係者がハッキリと言い切る。理由を聞くと、「日本なんぞに、世界的な規格について、とかやく言われる筋合いはない。これまで自動車技術の世界標準は欧州が構築し、アメリカと連携してきた。EVでも同様である」と強気の姿勢を崩さない。これは、今年(2019年)の話である。

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