【スタッドレスを履いておけば十分……は間違い!】いま大手メーカーが力を入れるクルマの「冬用ホイール」とは (1/2ページ)

冬用ホイールには塩害対策が施されている

 スタッドレスタイヤを交換するときに、タイヤの組換え作業の手間とその工賃、そして保管のことを考えて、ホイールとセットで購入している人も多いはず。こうしたとき、スタッドレス用のホイールは、安さだけで選んでいたりしないだろうか。

 夏用のホイールにはいろいろこだわる人も、スタドレス用のホイールには無頓着で、安価な鉄チン(スチール)ホイールで済ませている人もけっこう見かける……。しかし、スタッドレスタイヤが必要になるような道には、融雪剤や凍結防止剤が散布されていて、これらの主成分、塩化カルシウムなどは、水分と交わると塩化イオンを発生し、金属を酸化させ、錆の原因になってしまう。従って、本当は錆に弱いスチールホイールは、スタッドレスタイヤに不向きな素材といえる。

 ではアルミホイールなら全部OKかというとそうでもない。アルミホイールにも錆や腐食に強いものと弱いものがあり、スタッドレスタイヤと組み合わせるなら、全面塗りの錆や腐食に強いものがベスト。あまり知られていないが、そうした塩害対策を施した、冬用ホイールというのもいくつかある。大手では、ダンロップやウェッズがこの冬用ホイールに力を入れていて、種類やサイズも豊富に揃えている。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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