ホンダ初のコンパクトカー向け2モーターHV搭載! 5つの顔を持つ新型ホンダ・フィットが2月14日に発売 (1/2ページ)

クルマでの移動であってもリラックスできる心地よさを追求

 ホンダは、2月14日(金)に同社を代表するコンパクトカー「フィット」の4代目となる新型を発売する。

 2001年に登場した初代フィットは、人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースを最小限にしてクルマのスペース効率を高めるという同社のM・M思想を具現化したモデルとして誕生。広い室内空間や多彩なシートアレンジなど使い勝手の良さを高め、ホンダを代表するモデルのひとつとなった。2代目、3代目と、その設計思想を継承しながら進化を遂げ、世界各国で販売されるグローバルモデルとして成長を続けている。

 新型フィットはこうした歴代モデルが築き上げてきた優れた性能や、コンパクトカーとは思えないほどの圧倒的な室内空間、ユーティリティの高さなどの機能性は継承しつつ、よりユーザーに満足してもらえるクルマへと生まれ変わることを目指して開発を進めてきた。ユーザー満足度を高める上で「クルマでの移動においてもリラックスや癒しを求めている」という潜在的なニーズに着目し、「心地よさ」を新たな提供価値として掲げた。

 こだわったのは、心地よい視界、座り心地、乗り心地、使い心地の4つの「心地よさ」。視界は断面構造を変えることでフロントピラーを従来の半分以下の厚さにするとともに、十分な衝突安全性も確保する。水平、直線基調のインストルメントパネルやシンプルで見やすいバイザーレスメーターを採用するなど、安心感のある心地よい視界を目指している。

 また、座った瞬間に心地よさが感じられるシートを目指し、フロントには骨盤から腰椎までを樹脂製マットで支える「ボディースタビライジングシート」をホンダで初採用した。リヤシートには、コンパクトカーでありながら大人がゆったりと座れる厚みのある柔らかなパッドを採用。前後席ともに長距離ドライブでも疲れにくい快適な座り心地を実現した。

 パワートレインは、1.5リッターDOHC i-VTECエンジンと2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせ、力強い加速と滑らかな走りを実現するホンダ独創のハイブリッドシステム「e:HEV」をコンパクトカーとして初めて搭載。優れた燃費性能だけでなく、走る楽しさも両立した。

 ガソリン車には1.3リッターDOHC i-VTECエンジンとサーボ油圧システムを採用した新開発のCVTを組み合わせている。ハイブリッド車、ガソリン車の全タイプにビスカスカップリング式の4WD車も設定する。

 また、軽量化や高剛性化、高強度化を徹底したボディや衝撃を素早く吸収して路面をしっかりと捉えるサスペンションなどを採用したことで快適性の高い乗り心地を実現している。

 後席をたたんだUTILITY MODEをはじめ、助手席まで倒したLONG MODE、後席の座面をはねあげるTALL MODEを用意するなど、多彩なシートアレンジが可能。また、荷室の開口幅を広げたことで、積み下ろしのしやすさなど日常の使い勝手を高めている。ハイブリッド車の荷室にも床下に搭載するIPUの構造を見直すことで、使用頻度の高い後方の段差をなくした。荷室アンダーボックスの容量は先代モデルの3.5倍に当たる14Lを確保している。


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