安くて安全で選ばない理由が見つからない! あえて最廉価グレードを買ってほしいクルマ7選 (2/2ページ)

意外にも上級グレードの装備より快適と思えるものもある

4)ダイハツ・ロッキー L

 トヨタ・ライズのダイハツ版がロッキー。じつは、ライズの最廉価グレードはお薦めできないのだが(先進安全運転支援機能のスマートアシスト未装備だから)、ロッキーの最廉価グレードのL(FF)なら、先進安全運転支援機能もばっちり。プレミアムグレードのみのブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラート、ACCなどが必要ないならズバリ、2WDで約170万円の価格は超お買い得。

5)スズキ・ハスラー HYBRID G

 超人気のスズキ・ハスラーもHYBRID Gという最廉価グレードで十分にハスラーを楽しめる。スズキ・セーフティサポートの基本機能は付くし、ライトがハロゲン、ステアリングがウレタン、ホイールがスチールというのも、いさぎよし。アウトドアでガンガン使うには、むしろぴったりではないか。

6)ホンダ・フィット BASIC

 新型となったホンダ・フィットも、ベースグレードのBASICで新型フィットらしさを十二分に堪能できる。なにしろ先進安全運転支援機能のホンダセンシングは全グレードで共通。インテリアのシンプルさにむしろ好感が持てる人も多いはず。LUXEの本革コンビシートより前席のかけ心地がふんわりしていて、僕のようにより快適に感じる人もいるに違いない。

 しかも、軽量のため、モード燃費はガソリン車最上。新型フィットの基準車はHOMEであることは確かだが、FFで150万円台という価格は、国民車たるベーシックコンパクトのフィットにふさわしいと思えたりする。

7)マツダCX-30 20S

 クロスオーバーSUVにして、立体駐車場の入庫も容易なマツダCX-30も、ガソリンエンジンのベーシックグレードとなる20Sで十分だ。2WDで約240万円という買いやすい価格で、6速ATと6速MTが同価格というのも泣かせる。しかもACCやブラインドスポットモニタリング、リヤクロストラフィックアラート、後退時ブレーキサポートといった先進安全運転支援機能は上級グレード変わらず、マツダ最新先進安全運転支援機能に支えられたクロスオーバーモデルならではの走破性に支えられたドライブが楽しめるのだ。

 人によってはマツダ自慢のクリーンディーゼルモデルに惹かれるかもしれないが、約50万円も高くなる重厚濃厚なクリーンディーゼルモデルに対して、ガソリン車はスムースで爽やかなドライブフィールが自慢。本革巻ステアリングだって付いてくるのだから、廉価グレード感皆無と言っていい。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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