日本は甘すぎる! ヘリコプターとパトカーでの挟みうちもある「交通違反」取り締まり事情 (2/2ページ)

欧州ではわずか10km/hオーバーでもオービスが光る

 では、何キロオーバーまでが許容範囲なのか? 実際の交通の流れである、いわゆる実勢速度の対して、警察の見方は日本でも海外でも、地域性が色濃く出る印象がある。

 ドイツや英国など欧州の場合、郊外から市街地に入った区域に定置型オービスがあるが、法定速度10km/hオーバーほどでも、場所によってはカメラのフラッシュがピカリと光る。日本でも導入が進んでいる、市街地で最高速度30km/h制限である「ゾーン30」の周辺では、さらに厳しく、法定速度にかなり近くないと速度違反になるケースがある。

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 こうした市街地でのスピード違反については今後、世界各国の大都市で厳しさが増すことが考えされる。それは、時間帯によって都市部への交通量制限との関係だ。公道での課金制度導入が進むため、車両の情報の管理がさらに厳しくなり、結果的に走行速度に対する監視も厳しくなる可能性がある。

 また、日本では2020年4月から、試験走行だけではなく量産車での公道走行が認められた、レベル3の自動運転の場合、走行中の速度は法定速度を厳守する。

 こうした自動運転車と、そうではないクルマが混走することになると、交通の流れ(=実勢速度)が法定速度に近づけることが求められる。結果的に、スピード違反取り締まりが日本のみならず、自動運転の普及によって世界各国で厳しくなることが考えられる。

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