「BOSE」「マークレビンソン」「ハーマンカードン」! いまクルマがこぞって高級オーディオブランドを採用するワケ (2/2ページ)

欧州車が高級オーディオを採用するのはハーマンとの関係から

 日系メーカーでは、日産のインフィニティやマツダなどがBOSEを採用している。採用する最大の理由は、ブランド戦略だ。日系プレミアムブランドでは、レクサスがマーク・レビンソンを採用するなど、プレミアム=高級カーオーディオは相性が良い。マツダについても、魂動デザインやマツダコネクトなど、独自のブランド戦略の中で高級オーディオとの結びつきを求めた。

 もうひとつ採用の理由を挙げるとすると、それはチーフエンジニアのこだわりだ。たとえば、インフィニティのFR(フロントエンジン後輪駆動)の取りまとめをしていた日産の元・上級職エンジニアは、自他ともに認めるオーディオ好き。それが高じて(?)、ボーズ日本法人の自動車部門企業のトップに転職した。

 一方、輸入車の場合、ドイツ系を主に高級カーオーディオ採用が多いのは、こちらもプレミアムブランドとの相性の良さが挙げられる。

 また、もう一歩踏み込んで考えると、ハーマンインターナショナルの存在が大きい。ハーマンは、JBL、マーク・レビンソン、AKG、Infinity、kardonなどさまざまなオーディオブランドを傘下に置くと同時に、2000年代からコネクティビティ技術でダイムラー、BMW、GMなどに技術提供してきた。インフォテインメント領域で世界をリードしている大手部品メーカー(ティア1)であり、ビックデータ関連のIT企業でもあるのだ。

 こうしたハーマンの特異な事業実態によって、ドイツを主体とする高級メーカーにハーマン系の高級カーオーディオが搭載されるケースが多い、とも考えられる。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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