「記憶にございません!」 ふと気がついてショックな「クルマの小傷」はドコで付く? (2/2ページ)

服のタグや縫い目でも塗装にキズが付いてしまうことも

3)服装にも注意

 硬い素材の服装やジーンズに付いているリベットなども原因のひとつだ。なにぶんにもモノが服装なので、知らない間にボディに当たりやすいし、駐車場で隣に止めた赤の他人にやられることもある。洗車のところに話は戻るが、拭き上げに古いTシャツを使うなら、タグや縫い目は取り除いて使うべし、とよく言われたが、その程度でもキズは付くということだ。

4)走っていてもキズが付く!?

 石が飛んできて当たるならわかるが、じつは目には見えにくい細かな砂などでもキズは付いている。あるワックスメーカーの研究員に聞いたことがあるのだが、コーティングが剥がれる原因のひとつはこの走行時の砂などとのこと。「極端なことを言えば、サンドペーパーをかけているようなもの」という言葉が印象的だった。防止策はないが。

 このように、意識していれば防げるものもあるが、どうしようもないものもある。やはりクルマは走っている以上、小キズは付くものだし、そのクルマの年輪のようなものとして受け入れるしかない。人間だって、シワやたるみが出てくるが、それも人生の味ということで一概にダメものではないのと一緒だ。

 どうしても気になるなら、コーティング専門店のなかには磨きだけでも対応してくれるところはあるので、お願いするといいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報