危険な「横転」は意外にも「単独事故」で多かった! その発生原因とは (1/2ページ)

危険な「横転」は意外にも「単独事故」で多かった! その発生原因とは

横滑りや乗り上げなどが車両単独での横転につながる

 高速道路の事故現場や、交通事故のニュースなどでときどき見かける横転事故。横転事故には車両単独事故と他のクルマに接触して転倒する車両相互事故の2種類があるが、国内の事故統計では、衝突や路外逸脱などの事故類型による区分はあっても、事故に伴う二次的な挙動としての車両横転の有無に関する調査項目はなく、なかなか数値的な資料が見当たらなかったのだが、(財)交通事故総合分析センターがミクロデータを公表していたので、これを手掛かりに考えてみよう。

 このデータは茨城県のつくば地区周辺で収集された、平成5年から平成15年までの1965件の事故例調査が基になっていて、これによると車両単独事故の22%、車両相互事故の6.6%はクルマが横転する状況に至っている。横転事故全体でみると、車両単独事故が59%で車両相互事故が41%と意外にも車両単独事故のほうが多い。

横転事故はなぜ起きるのか

 単独で横転する原因は、横滑りからの横転と、縁石や法面に乗り上げての横転、そして脱輪・落下と、これらの組み合わせに集約される。クルマが横滑りするきっかけは、ハンドルの急操作や歩道など路上の固定物への乗り上げ、衝突などのケースがある。また高速道路などでは、急な横風を受けてクルマが流れ、カウンターステアを当てたところオツリをもらって蛇行→横転というパターンも報告されていた。

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