コロナによる外出自粛で「ボロ化」促進! クルマを長期間動かさないと「傷む」ワケ6つ (2/2ページ)

ガソリンが腐り始動不能になることも!

4)ガソリンは腐る

 ガソリンは腐ると聞くと驚く人もいるが、天然にあるものとはいえ、それは地中でのことだし、加工されているので確実に腐る。2カ月ぐらいから変化が出て色が濃くなったり、臭いがきつくなってくる。走りにも若干影響があるが、半年ぐらいまでなら新たに給油すれば問題はなくなる。半年を超えると、何回か給油しないとダメで、1年以上だと色はだんだんと緑色になり、臭いも強烈だ。こうなると最悪の場合、タンクや配管、インジェクションの洗浄をしないと始動不能なことも。季節や場所などによっても進行具合は違うので、長期間放置したら、給油口を開けて臭いを嗅いで確認したほうがいい。

5)エアコンはときどき回すべき

 エアコンのシステム内部は密閉されていて、潤滑はガスに混ぜられたオイルによって行っている。それが長期間動かさないと、オイルの被膜が薄くなってしまう。たまにでいいので、オンにしてやるとガスが循環するので、潤滑性を保つことができる。

6)日の向きに注意

 クルマは外で使うものとはいえ、ずっと同じ向きで停めておくのは問題。ヘッドライトレンズが片側だけ劣化しているクルマをたまに見かけるが、これも停めっぱなしが原因の可能性が高い。動かさない場合はカバーをかけるなどして、日に当たりっぱなしにならないよう対策を心がけてやろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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