日本に入れなくてどうする! アジアセレブに愛される「パジェロスポーツ」の破壊力 (1/2ページ)

日本に入れなくてどうする! アジアセレブに愛される「パジェロスポーツ」の破壊力

国によってはホンダが入り込めないほど三菱が強い!

 日本では想像できないかもしれないが……。タイやフィリピンなど、東南アジアの高級ショッピングモールのバレーパーキングには、三菱SUVがズラリと並ぶことが珍しくない。ボディサイズの大きな三菱車は、東南アジアではステイタスシンボルなのだ。

 フィリピンのホンダ関係者は「富裕層での三菱志向が極めて強く、パジェロスポーツは必需品で、富裕層の親族向けの小型車まで、三菱でオールラインアップする場合が多い。だから、われわれが入り込む余地が少ない」と指摘するほどだ。

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三菱パジェロスポーツのスタイリング(2015年モデル)画像はこちら

 パジェロスポーツのライバルと言えば、トヨタの「フォーチュナー」がある。トヨタの場合、IMVと呼ぶ世界戦略車プロジェクトのなかで生まれたSUVだ。

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 こうした考え方は、三菱でも共通だ。タイの製造拠点から、ピックアップトラックの「トライトン」や、ラダーフレームをトライトンと共有するパジェロスポーツを東南アジア各国、南米、中東、アフリカなど世界各国に輸出している。SUVというと、アメリカ市場を思い浮かべるが、パジェロスポーツはそうした枠組みとは一線を画す存在なのである。

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 そもそも1996年に誕生した際、アメリカでは「チャレンジャー」の名で、当時のミッドサイズSUVとして発売されていた。オフロードレースのバハでは、2000年にフランスからパリダカ仕様を輸入し、バハ用に改造して北米三菱ワークスチームとして挑戦した。筆者もチーム運営の統括ディレクターとしてレースに臨んだ。そうした三菱との縁もあり、その後は三菱本社関係者らと、チャレンジャー、モンテロスポーツ、そしてパジェロスポーツというさまざまなネーミングにおける三菱SUV戦略の変化を見てきた。

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