「夏は快適」「会話ができない」「女子ウケ最悪」? オープンカーが誤解されがちなこと12選 (2/2ページ)

好き嫌いがハッキリ分かれるのもオープンカーの特徴だ

7)荷物が積めない

 これはある意味正解で、ある意味誤解。トランクの容量はあまり大きくないかもしれないが、運転席と助手席の後ろ側にけっこうものを置けるスペースがある。工夫次第でそれなりの荷物が積めるので不便ではないが、車種によっては確かに収納スペースに困ることもある。

8)女性のウケが悪い?

 これはなんともいえない。一度乗ってやみつきになる人もいれば、もうこりごりという人もいて一概には言えない。男女にかかわらず、好き嫌いがわりとはっきりするのもオープンカーの特徴。好かれるか嫌われるかわからないので、事前のリサーチが重要だ。ただし、子供にはほぼ100%喜んでもらえる。

9)高速道路はつらい?

 前記のとおり、ウィンドデフレクターがあれば、車内に風はほとんど入ってこないので、特別つらいとか疲れるということはない。ただ、音楽は聴きづらく、会話もちょっと遠くなるのは確かだ。

10)コロナ禍で換気は?

 オープンカーの換気能力はもちろん最高! 三密のひとつ「密閉」とは無縁でドライブが楽しめる。その代わり室内がわりとタイトなので、乗員同士の距離は近いかも?

11)オープンカーはボディ剛性が低い

 確かにルーフがない分、どうしてもボディ剛性は確保しづらいが、メーカーもボディ剛性に関する研究がかなり進んでいるので、ボディ剛性が弱いと感じるクルマはほとんどないはず(そのぶん若干車重が重くなるのは否めない)。

12)音楽をかけると音漏れが

 オープンカーの場合、幌を開けても閉めても、音楽は外に漏れる。大ボリュームで聞きたいという人は我慢をして、周囲に迷惑なので音を絞ってもらいたいし、人に自分の好みの音楽を知られるのが恥ずかしいという人もボリュームは小さめで……。

 いずれにせよ、オープンカーの魅力とデメリットは乗ってみないとわからない。気になる人は一度レンタカーでも借りて、丸一日ドライブしてみるといい。それでその楽しさに目覚めたら、オープンカーオーナーになるといい。多分年をとってもオープンカーの魅力にとりつかれるはずだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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