プラグインハイブリッドすらももう古い? 日産がシリーズ式HVの「e-POWER」を推すのは未来を見据えた選択だった (1/2ページ)

プラグインハイブリッドすらももう古い? 日産がシリーズ式HVの「e-POWER」を推すのは未来を見据えた選択だった

e-POWERは電気自動車のノウハウを活かしやすい

 日産自動車が、シリーズハイブリッドのe-POWERの商品を充実しているのは、電気自動車(EV)の技術を適用できるからだ。

 クルマの未来は、EVに集約されていくと私は考える。理由は簡単だ。クルマからの排出ガスがゼロになり、モーター駆動であることにより駆動力制御がエンジンの約1/100の速さでできるため、走行安全性の向上や自動運転へ向けて優位性がある。

 e-POWERに代表されるシリーズハイブリッド方式は、モーターで駆動し、エンジンは発電のみに使われる。したがって、走りに関してはEVと同じ考えで制御できる。そして発電用のエンジン制御も、充電に絞ってプログラムすればいい。充電の際には、走行状況に応じて回転数が変化するが、それでも安定的な回転管理が可能なので、多少のアクセル操作の雑さがあっても平均燃費に大きな変動が出ない利点もある。モーターとエンジンの役割分担が明確で、簡素な構成だ。すなわち信頼耐久性も優れるといえるだろう。

【関連記事】話題沸騰の「e-POWER」のパワーでバカ売れする日産ノート&セレナに潜む弱点

e-POWERのパワーユニット画像はこちら

 プラグインハイブリッド車(PHEV)は、短距離はEVとして走れるが、長距離になるとハイブリッド車(HV)走行になる。このとき、e-POWERのようなシリーズ式であれば、モーター駆動で制御していけるが、パラレル式といってモーターとエンジンを併用して走る方式だと、どちらも最適制御の兼ね合いをみはからって走らせることになるから、制御要素は複雑になる。

ノートe-POWERの走り画像はこちら

画像ギャラリー