オールシーズンかスタッドレスか? じつは「悩ましくない」ヨコハマのタイヤ選び (1/2ページ)

オールシーズンかスタッドレスか? じつは「悩ましくない」ヨコハマのタイヤ選び

普通の雪道ならブルーアース4Sで困ることなし!

 猛暑が終わり、すっかり秋めいてきた。地域によってはもう冬の順に入るところもあるだろう。クルマの冬支度といえば、なにはともあれタイヤだ。ドライ路走行用のサマータイヤから、冬タイヤ、日本ではスタッドレスに履き替えることが習慣になっている人も多いだろう。

 そんななか、最近注目されているのがオールシーズンタイヤである。その名のとおり、1年を通して使えるタイヤだ。じつは海外ではオールシーズンタイヤはメジャーであり、装着しているクルマも多いのだが、日本では最近ようやく浸透しつつあるシロモノ。履いた経験があるひとも少なく、イメージがわかない人も多数いるだろう。今回はヨコハマタイヤのオールシーズンモデル、ブルーアース4S AW21(BluEarth-4S AW21)を紹介しよう。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sの置き撮り

 そもそも一年を通して装着できるオールシーズンタイヤとはどんなものか? まず舗装路の性能に関してはドライ、ウエットともにスタッドレスタイヤよりも優れている。いくら最近のスタッドレスが進化しているとはいえ、どうしても柔らかいトレッド面のゴムを使用するため、コーナーでの踏ん張りや高速域でトレッド面のブロックがヨレてしまうため、手応えが希薄になりがちだ。その点においてオールシーズンは、しっかり踏ん張りが利き、安心、安定感のあるハンドリングを実現している。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sを履いて走行するFIAT500X

 ブルーアース4Sでは、オールシーズン3Dサイプが前述のブロックの倒れ込みを防ぎ、またショルダー部に大型のブロックを採用することで操安性を確保している。

 さらに中央に設けられた太いストレートグルーブを中心に、V字型のV字ダイバージェントグルーブと呼ばれる溝が、排水性を高める。これらの効果でウエットでのグリップはスタッドレスよりも高められ、ウエット路面のブレーキングで、サマータイヤのエコスES31と同等の結果を残している。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sのウエット路走行シーン

 では気になる雪道性能はどうか? 実際に編集部でも装着車両で圧雪路やシャーベット路を走行したが、ムリさえしなければ何ら問題なく走行できた。もちろんスタッドレスに比べれば雪上でのグリップは劣るものの、ある程度勾配のついた山岳路の上り下りも移動する分には不安なく走行できたことが印象的だった。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sの雪道走行シーン

 ブルーアース4Sは、ヨーロッパで冬用タイヤとして認証された証である、スノーフレークマークが刻印されている。これは十分な雪道性能をもっているという意味であり、日本における冬用タイヤ規制のかかった道でも通行可能だ。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sのスノーフレークマーク

 ただし注意しなければならないのは、凍結路での使用はおすすめできないということで、メーカーも注意を喚起している。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sのアイス路走行シーン

 こうしたオールシーズンタイヤだが、そのメリットはいくつかある。まずは履き替えがいらないことだ。当然ショップでタイヤ交換を行えば工賃がかかるし、自分で行えば手間がかかる。これが解消されるのは大きい。

 また、外したサマータイヤやウインタータイヤの保管場所に困ることもない。とくにマンション住まいの人などは大きな利点となるだろう。

ヨコハマタイヤのブルーアース4Sのトレッド面

 さらに、非降雪地域において突然の降雪でパニックに陥るといったニュースが毎年のように流れている。こうしたときにも、出先から難なく帰宅できたり、予定していた買い物に出かけられるといった安心感は絶大だ。

 もうひとつ、降雪地域であっても、春になってサマータイヤに履き替えたはいいが予想がはずれ、季節はずれの降雪でまた冬用タイヤに履き替えなければならないといったことが起こる。ブルーアース4Sを装着していればそういった心配も手間も必要なくなるのだ。

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