補修が高い! 色褪せしやすい! リセールが安い! ボディカラーのあれこれ8選 (2/2ページ)

補修代金が高くなる色なども多く存在する

5)リセールが悪い色

 最近では色のバリエーションも増えたし、ユーザーの好みも多様化しているので一概には言えなくなっている。だが、以前であれば赤は下取りが安くなると言われ、まったく同程度で比較すると赤というだけで、10万円ぐらいの差が付くといわれたものだ。

6)補修がしにくい色

 補修がしにくい色というのは、色合わせがしにくいということになる。色を作る際はメーカーからの指定によって調色するが、実際は退色しているので現物合わせで修正していく必要がある。その際に合わせにくいのが中間色で、メタリックやパールは塗る際にも未補修部分との差が出やすい。またマツダ車のソウルレッドなどのキャンディ塗装と呼ばれるものも、塗装段階で合わせにくい色となる。補修時の請求を見てビックリということもあったりする可能性も……。

7)大きく見える色

 洋服でも膨張色や収縮色があって、体型に合わせて選んだりするが、クルマも同様で中間色のほうが大きく見えて、濃いはっきりとした色のほうが小さく見える。理由は境目がクッキリするかどうかによるもので、クルマを選ぶ際も全体のデザインも含めて色を選ぶといい。

8)事故に遭いやすい色

 海外の大学の研究によると、明るい色は事故に遭う確率が低くて、濃い色は高いという結果が出ている。目立ちやすければ発見も早くなるので、当たり前ではあるのだが、実際にトンネル内で無灯火だと黒などはもちろん見えにくいし、暗いところでは黒ずんで見える赤も同様だ。また先に紹介した膨張色と収縮色も事故に関係していて、それぞれ進出色と後退色という言葉もあるほど。つまり近くにいるのか、遠くにいるのか錯覚しやすく、交差点内での右直などの事故につながる確率は高いとされている。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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