どう考えても「安すぎ」だろ! 中身に対して「価格設定」が「おかしい」クルマ5選 (2/2ページ)

先進運転支援機能が充実したモデルもお得に購入することができる

3)マツダMAZDA2

 かつてのマツダ・デミオ、今ではMAZDA2と呼ばれるコンパクトカーも、カップルズカーと考えれば、かなりお得な1台だ。とくにインテリアの上質感は国産コンパクト随一と言ってよく、さらにデミオ時代から先進運転支援機能の充実ぶりでリード。

 何しろ、軽自動車の中間グレードに匹敵する約146万円の最廉価グレードのスカイアクティブG 1.5リッターエンジン搭載の15Cにも夜間歩行者検知機能付きの衝突軽減ブレーキ、ハイビームコントロールシステム、そしてこのクラスではめったに採用されないブラインドスポットモニター、リヤパーキングセンサー、G-ベクタリングコントロールプラス、LEDヘッドランプなどまで標準装備されるのだ。特別な理由がない限り、価格的に軽自動車狙いのユーザーでも、こちらを選んだほうが、満足度が高いことは必至だろう。

4)トヨタ・ルーミー/ダイハツ・トール

 最近、マイナーチェンジと車種統合を行ったばかりのトヨタ・ルーミー&ダイハツ・トールも中身に対して割安感あるコンパクトカーの1台。扱いやすい、幅狭のボディサイズ、小まわり性のよさもさることながら、子育て世代や愛犬家にもばっちりな両側スライドドアと広すぎる後席スペース、先進運転支援機能=スマアシを備えていながら、価格はこれまた軽自動車並みの、タントのXターボより安い155万6500円からと超お買い得価格。

 ちなみに、後席膝まわりスペースは、身長172cmの筆者のドライビングポジション基準で約385mmと、Mクラスボックス型ミニバンの2列目席約250mmをはるかに上まわる広さなのである。この後席の圧巻の広さと両側スライドドアの便利さがこの値段で買えるなんて、驚き以外の何ものでもない。

5)シボレー・コルベット

 最後に紹介するのは、新型シボレー・コルベットC8である。コルベットブランド史上初となるミッドシップエンジンを搭載し、コルベットとして初めての右ハンドル車が用意されるとともに、かつてない新次元のパフォーマンス、最新技術、最上級のクラフトマンシップ、ラグジュアリーを提供してくれるスーパーカーでありながら、6.2リッターV8、495馬力、65.0kg-mの圧巻のスペックにして価格は1180万円からと、中身に対して価格は超ド級スーパーカーとしてとんでもなく安く感じられるのだ。これは売れるに違いない!!


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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