どう考えても「安すぎ」だろ! 中身に対して「価格設定」が「おかしい」クルマ5選 (1/2ページ)

デザイン性の高いモデルや使いやすいクロスオーバーも存在!

 世の中には、中身に対して、ちょっと値段、釣りあげすぎだろ、と思えるクルマもあれば、逆に、中身に対してこれはがんばりすぎ、お得すぎるだろ、という価格設定のクルマがある。

1)マツダCX-8

 その筆頭が、国産車ならマツダCX-8だ。全長4900×全幅1840×全高1730mm、ホイールベース2930mmもの堂々たるサイズ、6~7人乗りの、今をときめく3列シートSUV、スカイアクティブG  2.5リッターエンジン搭載、G-ベクタリングコントロールプラス、衝突軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニターなどの先進運転支援機能などまでついて、294万8000円(25S)からという価格なのである。

 お薦めの6人乗りだと、1人あたり約49万円!? で買える大型SUVということになる。クリーンディーゼルのスカイアクティブDの充実した安全、先進装備満載のグレードでも300万円台中半。見た目は500万円級に見える、一流ホテルのエントランス、スーツ姿でも似合う存在感、デザイン性もあるのだから、これはもう中身に対して価格設定がおかしい!? 安すぎるクルマと言っていいだろう。

2)ダイハツ・ロッキー

 続いては、ダイハツ・ロッキーだ。兄弟車のライズが売れまくっているが、中身と価格のバランスでは、ロッキーに軍配が上がる。そもそも2020年度グッドデザイン賞に輝いた商品力の持ち主であり、日本の道にぴったりのクロスオーバーモデルなのだが、ロッキーは全グレードにダイハツ最新のスマアシ=先進運転支援機能を装備。さらにダイハツコネクトや車内Wi-Fiまで用意して、価格は2WDで170万5000円からと、軽自動車の上級モデルと変わらない価格設定。

 4WDを選べばダイナミックトルクコントロール4WD機構が備わり、オールラウンダーとして活躍してくれるのだ。200万2000円からのGグレード以上ならACCまで備わり、ロングドライブ、高速走行も楽々こなしてくれるのだから、SUVらしい堂々とした佇まいと合わせ、かなりお得にクロスオーバーモデルに乗れるクルマと断言していいだろう。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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