速度違反を逃さないよう進化は続く! 現在使われている「オービス」の種類と中身 (2/2ページ)

設置場所のわからない「移動式オービス」が増えつつある

3)LHシステム

 レーダーの代わりに、ループコイルによって測定するからLが付く。つまりレーダー部分がなく、カメラのみとなるため、小型で気が付きにくい。50mぐらい手前で測定して、40m手前ぐらいで撮影するのだが、路面に印がある。

4)レーザー式オービス/Hシステム

 それぞれ見た目は従来からの路肩の箱型、路面上のカメラとなるが、測定にレーザーを使っているのが特徴だ。つまり電波を出さないので、従来からのレーダー探知機では探知は不可能となる。現在設置は少ないが、今後は増える可能性もある。

5)移動オービス

 小型で、三脚に乗せて運用もできることから、神出鬼没。以前は路駐したハイエースの荷室に積んで狙ったりしていたが、現在は路肩に設置して運用される例が増えてきた。しかもレーザー式が多く、専用のレーダー探知機でないと探知できない。また、事前警告の表示がなかったり、少々の速度違反でも撮影することがある。当初はゾーン30などの生活道路での運用としていたのが、それ以外のところでも使われるようになっていて、全国で急増しているので注意が必要だ。

 GPSでの位置情報によって知られやすい従来の固定式は減っていく傾向にあるし、フィルム式はもうないのでデジタルでどんどんと転送される。移動オービスについては今後急増するだろう。

 対策としてはとにかくスピードを控えるということと、レーダー探知機は最新のものを装着することが大切。また、リアルタイムで取り締まり状況がわかるアプリを使うのも手だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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