トヨタ全店舗全車種取り扱いで「消える兄弟車」多数! ディーラーの「売り方」には既に差 (2/2ページ)

グローバルモデルとしてアベンシスが復活する可能性

 新しく取り扱うようになったのだが、モデルも古くどう売っていいかわからないとされているプレミオ&アリオン。過去にはカローラセダンの兄貴格なのに1500ccが設定されているということで、“カローラセダン最大のライバル”と言われていた。

 2019年にカローラが12代目となっても、プレミオ&アリオンの現行モデルは2007年デビューで13年目を迎えているご長寿モデル。日本では警察の捜査車両のニーズがメインであり、パキスタンやバングラデシュなど、一部海外では日本からの中古車が高い人気がある程度。ここへきて、タクシー車両として導入されるケースも目立ってきているが、一般ユーザーへの販売はかなり限定的となっている。カローラが全店併売化されているので、“お役御免”となるのではないかとの話もあるが……。

 2020年11月末に中国・広州市(広東省)で開催された広州モーターショーにおいて、一汽豊田からカローラ(グローバルモデル)のホイールベースを50mm延長したアリオンがデビューしている。兄弟車となる広汽豊田からも、カローラの兄弟車・レビンのホイールベースを延長した兄弟車がデビューしている。

 勘ぐった見方をすれば、中国でアリオンという車名を使うのはかなり意味深にも見える。同様のモデルを日本ではプレミオの名前で販売するのではないかとも考えてしまう。搭載エンジンはいまのところガソリンエンジンのみだが、日本のカローラの1.8リッターのみに対し2リッターのみとなっているのがまた興味深い。ただ縮小傾向著しい日本市場で、すでにニーズが限定的となっているセダンのラインアップを、見た目は別として単にホイールベースと搭載エンジンの違いだけで、ラインアップするのかと考えると現実味はあまりないようにも見られる。

 ただ日本仕様のカローラセダンやツーリングは、カローラスポーツのホイールベース(グローバルモデルより短い)を採用し、全幅を狭めた“ナローボディ”となっている。リヤドアの開閉角度も狭く使いにくいと言われている。セダンではトランクも狭く、ツーリングではラゲッジスペースが使い勝手も含め、あまり評判がよくない。そのため、セダンのみでプレミオまたはアリオン、どちらかの車名を残すのではなく、グローバルサイズのツーリング(日本仕様より大きい)もセダンとともにラインアップしつつプレミオとアリオンを廃止し、アベンシスを復活させるのではないかとの話もある。

 とにかく車種整理をせずに、全店併売化を先行させたのだから、今後もフルモデルチェンジや、マイナーチェンジ、一部改良などのタイミングで、モデルの統廃合がしばらく続くことになるだろうが、新規モデルも積極的に投入されるはず。つまり、単純な統廃合ではなく、“世代交代”も進むといえるだろう。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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