どんなに大差をつけても一瞬で台無し! スーパーGTの「セーフティカー」ってアリ? (1/2ページ)

セーフティーカーはレースの明暗を大きく左右する

 レースに詳しくない人も「セーフティーカー」のことはご存じのことだろう。レース中にクラッシュが発生した際にたびたびコース上に登場するマーシャルカーで、競技車両の前に入って先導をしながらペースをコントロール。クラッシュ車両が回収され、コース上が安全となったらピットへ戻っていくあのマシンのことだ。

 スーパーGTでは2020年よりトヨタGRスープラがセーフティカーに採用されたことで話題となったが、じつにこのセーフティカーがリザルトを左右する例は少なくない。

 スーパーGTでも国際モータースポーツ競技規則に基づいてセーフティーカーが運用されているものの、それに加えてセーフティーカー導入中のピットインが禁止となるなど独自のルールを採用していることから、スーパーGTではたびたび、セーフティーカーをめぐって明暗を分けるドラマが展開されているのである。

 たとえば2019年の第5戦・富士では予選で11位に出遅れていた「WAKO’S 4CR LC500」がセーフティーカーの導入直前にピットストップを消化。この素早い判断でタイムロスを回避し、逆転優勝したことは記憶に新しい。

 さらに2020年の第6戦の鈴鹿では、後続のマシンが続々とピットインを実施するなか、GT300クラスでトップにつけていた「SUBARU BRZ R&D SPORT」はタイミング的にアクシデントの確認後にピットへ入ることができず、セーフティカーの解除後にピットイン。この結果、トップ争いから脱落したこともセーフティカーが勝敗を分けたひとつのトピックスと言えるだろう。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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