教習所の教本以外じゃ見たことない! ナゾの標識「!」マークの「その他の危険」とは

この記事をまとめると

◼︎標識にない例外を「!」で表現している場合が多い

◼︎なかなか見かけないレア標識となっている

◼︎幽霊が出る場所というのは都市伝説

具体的な警告標識でカバーできないものを表している

 道路標識にはいろいろな種類があって教習所で習うし、学科試験にも出るし、免許の更新で講習を受ける場合、教本の巻末に一覧が載っている。そのなかで、かなりシンブルなのが「!」というもので、黄色がベースということで警告標識となるのも、直感的にわかるほどだ。

 意味としては「その他の危険」となっているが、そもそも「その他」がなにを示しているのか今ひとつわからないし、この標識が立っているのをみることはまずないといっていい。標識というのは各都道府県が設置するものなので、全国での総数はわからないのだが、非常にレアなのは確かだ。

「その他」というのは、踏切など黄色地の具体的な警告標識でカバーできないものすべて。つまりなんでもあり、という曖昧なものといっていい。それゆえ、各行政もどこに立てていいのか、わからないというのが正直なところで、数が少ないのも当然のことのようだ。

 数少ない実際に立っている場所をみてみると、結局、飛び出し注意や道幅が急に狭くなるなど、一般的な警告がほとんど。その他の危険とはいえ、警告対処に規制があるわけではなく、注意をとくに強く引きたいところに設置する分には混乱も起きないということだろう。大は小を兼ねるではないけど、とりあえず!マークを出しておけば運転に注意するというわけだ。

 最後にこの!標識、路肩に幽霊が出る場所に設置してあるという説があるが、もちろん都市伝説なので悪しからず。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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