花見も流星観測も思いのまま! 中古がオイシイ巨大ガラスルーフをもつ国産車3選 (2/2ページ)

意外なメーカーとのコラボで生まれたモデルも!

2)スズキ・ワゴンRロフト

 軽自動車は妥協して乗るもの、というそれまでの固定概念を打ち破り、ファーストカーとしても使用に耐えうる使い勝手を実現し、軽自動車界に新風を巻き起こしたのが1993年に登場した初代ワゴンRだ。

 初代ワゴンRが存在しなければ、今日のホンダN-BOXを筆頭とするスーパーハイト軽ワゴンなども存在しなかったといっても過言ではないほど、与えた影響は大きいモデルだったのである。

 そんなワゴンRのデビュー2か月後に追加された「ロフト」は、その名の通り生活雑貨を取り扱うロフトとのコラボレーションで生まれた特別仕様車だ。

 ただ、このロフトはデカールやボディカラーを追加しただけのお手軽特別仕様車ではなく、初代ワゴンRでは唯一となる大型電動サンルーフを装着していたのである。ルーフの半分ほどの面積を占めるガラスルーフは開閉式となっており、すべて開け放てばオープンカー並みの解放感が味わえた。

3)トヨタ・プリウスα

 間もなく生産終了がアナウンスされているプリウスのステーションワゴン版であるプリウスα。本家のプリウスには一般的なサンルーフの設定が存在しているが、プリウスαにはサンルーフではなくパノラマルーフの設定が用意されている。

 このパノラマルーフ、面積1.6平方mという大面積を実現しながらも、材質をガラスではなく樹脂製とすることで、ガラスに比べて40%ほどの軽量化を実現している。いくら解放感を得たいと思っても、重量がかさんでしまえばハイブリッドカーとして美点が損なわれてしまうため、プリウスの名前を冠する上では譲れない部分だったに違いない。

 なお、樹脂と聞くと経年劣化が心配になるが、独自の成形技術とコーティング技術によって太陽光による劣化にも強いと言われていたので、そこまで神経質になる必要もなさそうだ。

 ただしどの車種にも言えることだが、ルーフ部分をマメにメンテナンスしていないと雨ジミなどが発生し、せっかくの花見が台無しになってしまう可能性もあるので、ご注意いただきたい。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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