大人気「ゆえに」ヤリスクロスを勧められない! カローラクロス導入予定で悩むディーラーの現場 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大人気のヤリスクロスだが全グレードで深刻な納期遅延を抱えている

■場合によってはカローラクロスを注文した方が納期が早くなるケースもありうる

■カローラクロス発売でヤリスクロス購入客とトラブルになることを警戒している

夏以降は怒涛の新車ラッシュとなる!

 トヨタ・ヤリスシリーズが2020事業年度締め(2020年4月~2021年3月)年間販売台数において、軽自動車も含む通称名(車名)別販売ランキングで、強敵ホンダN-BOXを押さえてトップとなった。

 ヤリスクロスはグレードや、オプションなどに関係なく、全シリーズにおいて深刻な納期遅延が続いており、4月中旬時点で注文を入れても、2021年中の納車自体も怪しくなってきている。ただここへきて「これからはヤリスクロスの販売には慎重にならざるをえない」との声が販売現場から聞こえるようになってきた。その理由はカローラクロスの存在である。

 トヨタは7月下旬に新型アクア、そして8月下旬に新型ランドクルーザーの発表を予定しているとの情報がある。そしてカローラクロスは9月に国内発売されるのではないかとも言われている。

「9月も上旬か下旬かで様子は変わってきますが、この情報をベースにしていくと発表の1カ月ほど前、つまり8月上旬もしくは下旬などから正式な予約受注申告が可能となるでしょう。つまり、予定次第では新型アクアがデビューするかしないかのタイミングで、カローラクロスも予約受注活動が水面下で活発化してきそうなのです」と、カローラクロスが9月デビュー予定との情報を前提に事情通は語ってくれた。

 さらに事情通は「ヤリスクロスはすでに納期が年内に間に合うかといったところにきています。そうなると、カローラクロスを正式発売前、つまり予約にて注文、しかも初期ロットに間に合うような早いタイミングで注文を入れれば、ヤリスクロスより納車が早くなることもありえると販売現場では考えています。そのため今後ヤリスクロスを積極的に勧めるのも考えものであるとする声があります」と話してくれた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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