安心のためには「必須」だが若者には凄まじい「負担」! 任意保険を「安く済ませる」ための「加入方法」と「裏技」 (2/2ページ)

■番外編

●マイカーは21歳まで我慢する

 乗用車の任意保険の年齢区分は大きく全年齢、21歳以上、26歳以上(26歳以上はさらに細かい)に分かれる。そのため、いっそ18歳で運転免許を取ってもすぐにはマイカーを持たず、「26歳まで我慢しろ」というのもクルマに乗りたい盛りの若い人には酷なので、必要性が薄いなら間を取って21歳まで我慢するという手はあるかもしれない。その間は家族と同居の人なら家のクルマ、レンタカーなどを使えば、クルマに乗れる機会は少なくないと思う。

●家族と同居の人なら家族の名義にする

 マイカーを家族の名義にしてもらえば、保険を使わなければ自分の等級が進むというメリットがない代わりに、年齢が上かつ等級が進んでいる家族の名義で対象年齢を一番若い人に合せてもらえば、任意保険代は安く済む。

●同居の親族から保険の等級を引き継ぐ

 これは任意保険最強の裏技的なものだと思うが、同居の親族同士なら等級の引き継ぎが可能だ。利用例を挙げると「同居のおじいさん、おばあさんが免許返納で使わなくなった保険等級が20等級だった」、「家に複数台クルマがあり、1台減らすのだけど、減らしたクルマの等級が進んでいた」という場合に、若い人に引き継ぐと進んだ等級からスタートできるので、料金は劇的に下がる。

■まとめ

 後編で書いた「若い人の任意保険代をなるべく安くする入り方」に関しては、そういったことを教えてくれる担当者に出会うことも重要だ。その意味では最近はネット型の普及もあり減っているそうだが、代理店型に代表される対面型の任意保険にも、料金は高い代わりに大きなメリットもあることも頭に置いておいてほしい。


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