「星占い」に「生物兵器防衛モード」! 想像の「斜め上」を行く今どきクルマの衝撃装備5選 (1/2ページ)

「ブーブークッション」があるクルマも!

 クルマを単なる「移動のアシ」と割り切る人もいますが、クルマで過ごす時間が好き、せっかくなら楽しみたい、という人も多いのではないでしょうか。また昔から、雷の時は車内にいると安心だと言われてきたり、「クルマがあって助かった」という経験をした人もいるかもしれませんね。今回は、そうした車内での癒しや楽しみをくれる機能や、命を救ってくれるかもしれない頼れる機能など、普及はしていないけど「えっ、こんなのあるの?」とびっくりするようなオモシロ機能をご紹介したいと思います。

1)Honda e の「Aquarium(アクアリウム)」

 まず1つめは、ホンダから登場した小さくて可愛いEV、「Honda e」に搭載されている、車内で熱帯魚が飼える「Aquarium(アクアリウム)」という機能です。Honda eは、乗り込むとまず目の前に広がる一面のワイドスクリーンが大きな特徴。一面に美しい景色が映し出されたり、運転席側と助手席側で別々のアプリなどが操作できるマルチタスク機能を備えていたり、新世代のインターフェースが注目されていますが、そのなかでアプリをダウンロードすることで使えるのが、「Aquarium」なんです。

「アプリ一覧」からスイッチひとつでいつでも呼び出せて、スクリーンが一瞬で大きな熱帯魚の水槽に早変わり。ブルーやイエロー、オレンジといった色とりどりの熱帯魚たちが気持ちよさそうに泳いでいて、それを眺めるだけでも癒されます。

 でも、それだけじゃないんです。魚たちはAIで動いていて、指で画面をタップすると餌をやることができ、魚たちが集まってくるのが可愛いのなんの。ずっと眺めていたいくらいで、大人だけでなく子供にも大人気の機能です。

2)テスラ・モデル3の「ブーブークッション」

 2つ目は、これまでもダンシングモードなど数々の隠しコマンドをアップデートして世間を驚かせてきたテスラから、モデル3に搭載されている隠しコマンド7つのうち、傑作なのが「ブーブークッション」。

 昭和生まれのみなさんなら、子供の頃に一度は遊んだことがあるのではないでしょうか? イスの上に置いておき、知らずに座ると「ブ〜」とおならの音が鳴るという、いたずらのオモチャです。それがなんと、最先端をゆくEVに搭載されたのですから、イーロン・マスク氏もかなり茶目っ気のある方だとお見受けしますね。

 画面でブーブークッションのアイコンを選ぶと、ウインカーを操作するたびに「ブ〜」とおならが(笑)。しかも音は6種類あるそうで、6つの音をランダムに出せるモードもあるんだとか。隠しコマンドにはほかに、「ゲーム」「炎」「鹿」「火星」「サンタクロース」「レインボーロード」もあり、退屈することはなさそうですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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